ようこそ、西原新生バプテスト教会のブログへ!

沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

聖書日課 詩編55編

聖書日課 詩編55編(新共同訳 旧約pp.887-889) 第55編は激しい詩である。敵に囲まれ、死の恐怖に襲われる中で、主に向かって必死に叫び求める祈りの詩である。口語訳では、「わたしは悩みによって弱りはて…気が狂いそうです」と訳されているほどである。 「神…

聖書日課 詩編54編

聖書日課 詩編54編(新共同訳 旧約p.887) 第54編は、ダビデがジフの荒れ野に「隠れている」ことを、「ジフ人」によってサウル王に密告された時の祈りの詩である(サムエル記上23章参照)。この時、ダビデは主なる神に依り頼み、主なる神の「御名によって」祈っ…

聖書日課 詩編53編

聖書日課 詩編53編(新共同訳 旧約pp.886-887) 「だれもかれも背き去った」世界。人々は皆「腐敗し」、汚れ、「忌むべき行いをする」世界。どうしてそのような世界になってしまったのか。それは、「神を知ら」ず、「神などない」と主なる神を無視したことに原…

聖書日課 詩編52編

聖書日課 詩編52編(新共同訳 旧約p.886) ダビデがサウル王から逃れる途中、祭司「アヒメレク」のもとを訪れて、食べ物と剣を求めた時、サウル王の家臣で「サウルに属する牧者のつわもの」と言われた「エドム人ドエグ」がそこに居合わせ(サムエル記上21章8節)…

聖書日課 詩編51編

聖書日課 詩編51編(新共同訳 旧約pp.884-885) 第51編を要約するとすれば、次の御言葉になるのではないか。 「しかし、神の求めるいけにえは打ち砕かれた霊。打ち砕かれ悔いる心を/神よ、あなたは侮られません」(19節)。 第51編には、次のような表題が付けら…

聖書日課 詩編50編

聖書日課 詩編50編(新共同訳 旧約pp.883-884) 「苦しい時の神頼み」と昔から言われる。余り良い意味では使われない言葉だが、人間の現実をよく表している。苦しんでこそ、主なる神に依り頼むことを知るということがあるからである。 「告白を神へのいけにえ…

聖書日課 詩編49編

聖書日課 詩編49編(新共同訳 旧約pp.881-883) 第49編は、人の「死」に目を向けさせる。 「人は永遠に生きようか。墓穴を見ずにすむであろうか。人が見ることは/知恵ある者も死に/無知な者、愚かな者と共に滅び/財宝を他人に遺さねばならないということ。…

聖書日課 詩編48編

聖書日課 詩編48編(新共同訳 旧約p.881) 「神の都」エルサレムは、3つの丘から成る都である。その北の丘に主の神殿が建てられた。主なる神はそこに住まい、そこに主なる神の栄光が示された。 エルサレムは、「美しく」安全な都であった。何故なら、義なる神…

聖書日課 詩編47編

聖書日課 詩編47編(新共同訳 旧約pp.880-881) この世界は、目に見えることが全てではなく、目に見えない主なる神が全てを支配しておられる。目に見える物事で頭が一杯になっている時、少し静まって、このことを心に受けとめたら、心の視点が主なる神に向けら…

聖書日課 詩編46編

聖書日課 詩編46編(新共同訳 旧約p.880) 第46編は力強い信仰の詩である。「地が姿を変え/山々が揺らいで海の中に移」り、「海の水が騒ぎ、沸き返り/その高ぶるさまに山々が震える」ような波乱が襲ってきても、「わたしたちは決して恐れない」とこの詩の作…

聖書日課 詩編45編

聖書日課 詩編45編(新共同訳 旧約pp.878-879) 表題に「愛の歌」とあるが、この第45編は、宮廷の詩人が王の結婚式を祝って歌ったものと言われている。どの王の結婚を祝ったかについては諸説ある。しかし、ダビデ王家の血筋、即ちやがてメシアを生み出す南ユダ…

聖書日課 詩編44編

聖書日課 詩編44編(新共同訳 旧約pp.877-878) 主なる神に対する明るい信頼の詩と思って読んでいると、突然、絶望的な現実に対する嘆きの言葉が始まる。信頼と絶望が何度も入れ代わり立ち代わり現れてくる。「少し変わった詩だな」と思うかも知れない。しかし…

聖書日課 詩編43編

聖書日課 詩編43編(新共同訳 旧約pp.876-877) 敵に虐げられ、「嘆きつつ行き来する」状況に陥った詩の作者は祈った。 「神よ、あなたの裁きを望みます。わたしに代わって争ってください。あなたの慈しみを知らぬ民、欺く者/よこしまな者から救ってください…

聖書日課 詩編42編

聖書日課 詩編42編(新共同訳 旧約pp.875-876) 「涸れた谷」を一頭の「鹿が水を求め」てさまよい歩いている…、この詩の作者は、主なる神を慕い求める信仰者の姿をこのように喩えた。 「涸れた谷に鹿が水を求めるように/神よ、わたしの魂はあなたを求める。神…

聖書日課 詩編41編

聖書日課 詩編41編(新共同訳 旧約pp.874-875) 詩編は全体が5巻に分けられている。第41編は第1巻の最後の詩で、頌栄をもって終わる。 「どうか、無垢なわたしを支え/とこしえに、御前に立たせてください。主をたたえよ、イスラエルの神を/世々とこしえに。…

聖書日課 詩編40編

聖書日課 詩編40編(新共同訳 旧約pp.873-874) ただ「主にのみ」「望みをお」き、主なる神にのみ「依り頼む」信仰者。そして信仰者の叫びに「耳を傾け」、その祈りに喜んで答えられる主なる神。第40編には、真の信仰によって結ばれた信仰者と主なる神の間の確…

聖書日課 詩編39編

聖書日課 詩編39編(新共同訳 旧約pp.872-873) 「神に逆らう者」の繁栄や行動を見て、怒りや不満が湧いて来て、つい呟きや不平の言葉が口を突いて出てしまうということはないだろうか。「あんなことが許されていいものか! あんな奴、滅びればいい!」と罵りの…

聖書日課 詩編38編

聖書日課 詩編38編(新共同訳 旧約pp.870-872) 罪に陥った人間の深く激しい苦悩、それが第38編のテーマである。 「主よ、怒ってわたしを責めないでください。憤って懲らしめないでください。あなたの矢はわたしを射抜き/御手はわたしを押さえつけています。…

聖書日課 詩編37編

聖書日課 詩編37編(新共同訳 旧約pp.868-870) 「悪事を謀る者」が栄え、罪の道を堂々と歩む者が世に蔓延る現実を見る時、「こんなことが罷り通ってよいものか!」と苛立つ一方で、そういうことを躊躇もなくやっている人達が「うらや」ましく思えてくるという…

聖書日課 詩編36編

聖書日課 詩編36編(新共同訳 旧約pp.867-868) 主なる神への反逆、それが罪であると聖書は教える。そこに「神への恐れはない」。それ故、真実な自分を見つめることも認めることも出来ず、「善」に「目覚め」ることもなく、常に「悪事を謀り」、「常にその身を…

聖書日課 詩編35編

聖書日課 詩編35編(新共同訳 旧約pp.865-867) ダビデの生涯は戦いの連続であった。内にも外にも、ダビデには多くの敵がいた。しかし、ダビデは、決して人間的な知恵や力や感情に駆られて戦うことはしなかった。ダビデにとって戦いの本質は主なる神にあったか…

聖書日課 詩編34編

聖書日課 詩編34編(新共同訳 旧約pp.864-865) 私がキリスト者になって間もない頃、『とにかく主をほめたたえよ』(Praise The Lord Anyway)という本を読んだ。どんな時にも主をほめたたえる中で素晴らしい主の御業が起こってくるという内容であった。 当時は…

聖書日課 詩編33編

聖書日課 詩編33編(新共同訳 旧約pp.863-864) 第33編は、第32編の最後の言葉を繰り返すことで始まっていることから、第32編の勧めに対する応答の詩と言える。 「主に従う人よ、主によって喜び歌え。主を賛美することは正しい人にふさわしい。琴を奏でて主に…

聖書日課 詩編32編

聖書日課 詩編32編(新共同訳 旧約pp.862-863) 第32編は、「罪」の呵責に苦しみ悶えるダビデの告白の言葉である。 「【ダビデの詩。マスキール。】いかに幸いなことでしょう/背きを赦され、罪を覆っていただいた者は。いかに幸いなことでしょう/主に咎を数…

聖書日課 詩編31編

聖書日課 詩編31編(新共同訳 旧約pp.860-862) 「詩編の中に自分の苦しみにピッタリ合う言葉を見出した!」という方は、多いのではないか。その通り、詩編は私達に多くの苦しみの表現を与えてくれる書である。そして、そこに詩編の魅力の一つがある。 第31編の…

聖書日課 詩編30編

聖書日課 詩編30編(新共同訳 旧約p.860) 事が順調に運んでいる時は、いい気になって、一度問題が起きれば、忽ち恐怖に陥ってしまう。私達はそのようなことを、幾度繰り返すことだろう。 人はこれを〈苦しい時の神頼み〉と言う。普段は信仰心など持たない人が…

聖書日課 詩編29編

聖書日課 詩編29編(新共同訳 旧約pp.859-860) 第29編は、天地の造り主であり支配者である主なる神の偉大さと力をほめたたえる詩である。 「【賛歌。ダビデの詩。】神の子らよ、主に帰せよ/栄光と力を主に帰せよ/御名の栄光を主に帰せよ。聖なる輝きに満ち…

聖書日課 詩編28編

聖書日課 詩編28編(新共同訳 旧約pp.858-859) 命の危機が迫る中で、ダビデは、「至聖所に向かって手を上げ」て「叫び」祈った。そして、祈りこそが信仰者の「力」であり、「助け」であり、「喜び」と「感謝」をもたらす鍵であることを確信し告白した。それが…

聖書日課 詩編27編

聖書日課 詩編27編(新共同訳 旧約pp.857-858) ダビデの生涯は戦いの連続だった。ダビデは多くの敵に囲まれ苦しめられた。しかし、戦いの本質は、外にではなく、内側つまりダビデの心の中にこそあった。 「【ダビデの詩。】主はわたしの光、わたしの救い/わ…