聖書日課 エステル記
聖書日課 エステル記10章(新共同訳 旧約p.774) エステル記の最終章は、僅か3節から成り、エピローグとなっている。ここには、エステルの名は記されておらず、モルデカイと彼に与えられた「栄誉」について記されているだけである。 「クセルクセス王は全国と…
聖書日課 エステル記9章(新共同訳 旧約pp.772-774) 遂に「アダルの月の十三日」がやって来た。それは、ハマンの布告とモルデカイの布告が同時に決行される日であった。しかし、勝利の軍配は、既にユダヤ人の側に上がっていた。モルデカイの名声はペルシア全…
聖書日課 エステル記8章(新共同訳 旧約pp.771-772) 「ユダヤ人の敵ハマン」が失脚した後、クセルクセス王は、「ハマンの家」と財産を全てエステルに与えた(1節)。また、「ハマンから取り返した王の指輪をモルデカイに与え」た。そして、エステルはモルデカイ…
聖書日課 エステル記7章(新共同訳 旧約pp.770-771) 遂に神の民の敵ハマン失脚の時がやって来た。それは、王妃エステルが、昨夜に続いて再び「王とハマン」の2人を招いて開いた「酒宴」の席で起こった(1節)。 「ぶどう酒を飲み」、上機嫌になった王は、昨日と…
聖書日課 エステル記6章(新共同訳 旧約pp.769-770) クセルクセス王は眠ることが出来なかったため、「宮廷日誌を持って来させ、読み上げさせた」(1節)。ところが、その中に、かつて王に対する謀反を未然に防いだモルデカイの「記録があった」(2節)。彼が「栄…
聖書日課 エステル記5章(新共同訳 旧約pp.768-769) 「このために死ななければならないのでしたら、死ぬ覚悟でおります」と同胞の救いのために命をかけることを決心したエステルは(4章16節)、「三日三晩」の「断食」と祈りによる備えの後、遂にクセルクセス王…
聖書日課 エステル記4章(新共同訳 旧約pp.767-768) ユダヤ人滅亡の法令が発布されると、ペルシアの「どの州でもユダヤ人の間に大きな嘆きが起こった」(3節)。首都スサにいたモルデカイも、「事の一部始終を知ると、衣服を裂き、粗布をまとって灰をかぶり」、…
聖書日課 エステル記3章(新共同訳 旧約pp.766-767) 「クセルクセス王」が「引き立て」、重用した人物に「アガグ人」「ハマン」という人がいた(1節)。彼は王権を代行する権力を与えられていた。しかし、王に仕える「役人」に彼が来たら「ひざまずいて敬礼」さ…
聖書日課 エステル記2章(新共同訳 旧約pp.764-766) 王妃ワシュティの失脚後、4年の月日が流れた。ペルシア王クセルクセスは、「侍従たち」の進言を受け、新しい王妃を迎えるために、国中から「美しいおとめを探させ」た(2~4節)。そして、いよいよ新しい王妃…
聖書日課 エステル記1章(新共同訳 旧約pp.763-764) エステル記は、イスラエルがペルシア帝国の支配の下に置かれていた紀元前5世紀前半の出来事を記した書である。同書は、ペルシア帝国の各地で暮らしていたユダヤ人に襲い掛かった危機とそこからの救出劇を記…