2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧
聖書日課 歴代誌下17章(新共同訳 旧約p.691) 「アサに代わってその子ヨシャファトが王とな」ると(1節)、父アサが着手した宗教改革を更に推し進めていった。 先代のアサ王は、自らが先頭に立って改革を進めた。王の権威のもとに大鉈を振るうような改革であっ…
聖書日課 歴代誌下16章(新共同訳 旧約p.690) 「ユダの王アサ」は信仰に篤い王だったが、晩年は少し様子が違っていた。 第一に、「イスラエルの王バシャ」が「ユダに攻め上って来」た時、イスラエルの北に位置する「アラムの王ベン・ハダド」と「同盟」を結ぶ…
聖書日課 歴代誌下12章(新共同訳 旧約pp.685-686) 南ユダの「レハブアム王の治世第五年」に、「エジプトの王シシャク」が大軍を率いて「エルサレムに攻め上って来た」(2節)。ユダは苦戦を強いられ、次々と前線は破られていった(4節)。 その時、主なる神は預…
聖書日課 歴代誌下11章(新共同訳 旧約pp.684-685) ヤロブアム率いる北王国が分離独立をするや、南王国の王レハブアムは「王国を奪還して自分のものにしよう」と戦うべく「えり抜きの戦士十八万を召集し」た(1節)。しかし、「主の言葉」が預言者シェマヤによ…
聖書日課 歴代誌下10章(新共同訳 旧約pp.683-684) ソロモン王の死後、その子レハブアムが王位に就いた。そのことを機会に、ソロモン時代の重税路線に苦しんできた人々から「苛酷な労働、重い軛を軽くしてください」という声が上がった(4節)。 彼らはイスラエ…
聖書日課 歴代誌下9章(新共同訳 旧約pp.681-683) ソロモン王の知恵と「名声」は当時の世界に知れ渡っていた。その繁栄を一目見ようと、多くの来訪者があった。その中に「シェバの女王」の訪問も記録されている(1~9節)。 ソロモン時代の繁栄はイスラエルの歴…
聖書日課 歴代誌下8章(新共同訳 旧約pp.680-681) 歴代誌は、先の列王記のように王の働きについて詳しく述べていない。王ではなく、神殿が中心に描かれているからである。ソロモンの場合も例外ではなく、彼の業績については僅かな紙面を割いているだけである…
聖書日課 歴代誌下7章(新共同訳 旧約pp.679-680) 神殿奉献にあたりソロモンは祈りを献げた。その祈りに応答するかのように、「天から火が降って焼き尽くす献げ物といけにえをひとなめにし」た。 「ソロモンが祈り終えると、天から火が降って焼き尽くす献げ物…
聖書日課 歴代誌下5章(新共同訳 旧約pp.675-676) 建築物としての神殿は完成した。最高の資材と技術を用いて仕上げられた。しかし、それで神殿が完成したわけではない。次のように記されている。 「ソロモン王は、彼のもとに集まったイスラエルの全共同体と共…
聖書日課 歴代誌下4章(新共同訳 旧約pp.674-675) 3章と4章には、神殿の様々な「器物」について記されている。その中で神殿の至る所に「金」が使用されていることに注目したい。最高の物を献げるのは、主なる神への礼拝に相応しいことである。 「こうしてソロ…
聖書日課 歴代誌下3章(新共同訳 旧約pp.673-674) ソロモンが「主の神殿の建築を始めた」のは、「エルサレムのモリヤ山」であった。そこにはかつて「エブス人オルナンの麦打ち場」があった。「オルナンの麦打ち場」は、主なる神が疫病をもって「イスラエルを…
聖書日課 歴代誌下2章(新共同訳 旧約pp.672-673) いよいよソロモン王は神殿建設に取り掛かった。 ソロモン王は父ダビデと親交があった「ティルスの王フラムに使節を遣わし」(2節)、神殿建設に必要な資材と職人の提供を依頼した(6~7節)。 「あなたのお父さん…
聖書日課 歴代誌下1章(新共同訳 旧約pp.671-672) 西原新生バプテスト教会で「永遠の命を得るために」と題して特別聖書講演会を開いたとする。ところが、同じ日時に西原町で「老後に備える資産運用」という題でセミナーが開かれたら、どちらに多く人が集まる…
聖書日課 歴代誌上29章(新共同訳 旧約pp.668-670) ダビデ王の遺言は更に続く。ダビデは「全会衆を前にして」、ソロモンに委ねられた〈神殿建設〉という大事業を、皆の協力のもとで完成して欲しいと願っている。 「ダビデ王は全会衆を前にして言った。『わが…
聖書日課 歴代誌上28章(新共同訳 旧約pp.667-668) ダビデは神殿建設のために様々な準備をし、晩年には「その息子ソロモン」や「イスラエルの長たる者を召集し」て遺言を残した(1節)。それは、主が「わが子ソロモンを選び、イスラエルを支配する主の御国の王…
聖書日課 歴代誌上27章(新共同訳 旧約pp.665-666) 27章には軍務に就く人々の組織(1~24節)、王の農地や財産を管理する組織(25~31節)、王の参謀役について記されている(32~34節)。このようにして王国は組織化された。 〈組織〉という語彙は無機質で冷ややか…
聖書日課 歴代誌上26章(新共同訳 旧約pp.663-665) 神殿における奉仕は多岐にわたる。これまでに祭司の奉仕と名簿を見てきた。また、詠唱者の奉仕と名簿も見た。そして、26章に記されているのは「門衛」の奉仕である。 「彼らによって門衛の組分けがなされた…
聖書日課 歴代誌上25章(新共同訳 旧約pp.662-663) 25章には、「主の神殿でシンバル、琴、竪琴を奏で、歌をうたって神殿の奉仕に従事」する〈詠唱者〉について記されている。 「ダビデと将軍たちはアサフ、ヘマン、エドトンの子らを選び分けて、奉仕の務めに…
聖書日課 歴代誌上24章(新共同訳 旧約pp.661-662) 神殿で奉仕する「レビ人」を再編成したダビデは、更に祭司職の編成にも着手した。 祭司職は「アロンの子ら」によって受け継がれてきた。しかし、アロンの4人の息子のうち、「ナダブとアビブは父に先立って死…
聖書日課 歴代誌上23章(新共同訳 旧約pp.659-661) 23章には〈レビ人〉の概要が記されている。ダビデは神殿建設のための資材を準備しただけでなく、神殿における奉仕者についても怠りなく準備した。それはレビ人たちを整え、「神殿の奉仕に従事」させるための…
聖書日課 歴代誌上22章(新共同訳 旧約pp.658-659) 「オルナンの麦打ち場」に祭壇を築き、悔い改めの祈りを献げたダビデは、そこで主なる神との和解と豊かな交わりを得ることが出来た。その時の感動を、ダビデは次のように告白している。 「神なる主の神殿は…
聖書日課 歴代誌上21章(新共同訳 旧約pp.656-658) ダビデは「イスラエルの人口を数える」人口調査を行った(1節)。しかし「神はこのことを悪と見なされ、イスラエルを撃たれた」(7節)。そして、「イスラエルに疫病」が「もたらされ」、多くの死者が出た(14節)…
聖書日課 歴代誌上20章(新共同訳 旧約p.656) 20章には、ダビデ王によるアンモン征服とペリシテ人への勝利が記されている。 「年が改まり、王たちが出陣する時期になった。ヨアブは軍隊を率いてアンモン人の地を荒らし、ラバに来てこれを包囲した。しかしダビ…
聖書日課 歴代誌上19章(新共同訳 旧約pp.655-656) 或る日、ダビデ王は、「アンモン人の王ナハシュ」の訃報を聞き、「使者を遣わして哀悼の意を表そうとした」(1~2節)。これは、かつてダビデがサウル王から逃れて放浪の旅をしていた時、アンモンのナハシュ王…
聖書日課 歴代誌上18章(新共同訳 旧約p.654) 18章には、ダビデが周辺諸国を次々に打ち破っていったことと、ダビデの重臣たちの名前が記されている。彼は、まず長年の強敵「ペリシテ」を打ち破った。続いて「モアブ」にも勝利して彼らを「隷属」させた。更に…
聖書日課 歴代誌上17章(新共同訳 旧約pp.652-654) 或る日、ダビデ王は、「主の契約の箱」を納めるための神殿を建設したいと「預言者ナタン」に申し出た。それは、「主の契約の箱」をエルサレムに運び入れたダビデの信仰の喜びから生まれた壮大な計画であった…
聖書日課 歴代誌上16章(新共同訳 旧約pp.650-652) ダビデ王は、エルサレムに「神の箱を運び入れ」ると、盛大な儀式を執り行って主なる神に賛美を献げた。この時、ダビデは初めて「レビ人」の「アサフとその兄弟たちに」「主をたたえて感謝をささげ、賛美する…