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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 詩編51編

聖書日課 詩編51編(新共同訳 旧約pp.884-885)

 第51編を要約するとすれば、次の御言葉になるのではないか。

「しかし、神の求めるいけにえは打ち砕かれた霊。打ち砕かれ悔いる心を/神よ、あなたは侮られません」(19節)。

 第51編には、次のような表題が付けられている。

「【指揮者によって。賛歌。ダビデの詩。ダビデがバト・シェバと通じたので預言者ナタンがダビデのもとに来たとき】」(1~2節)。

 一国の信仰深い王が、有能で忠実な家来の妻と姦淫の罪に陥った。これが他の国の王であれば、誰も何も咎め立てもせずに終わったかも知れない。しかし、彼らは主なる神の選びの民イスラエルである。たとえ王であろうとも、主なる神はその罪を蔑ろにされることはない。主なる神は預言者ナタン」を遣わしてダビデの罪を咎めダビデを悔い改めへと導いた。

 しかし、それはダビデを滅ぼすためではなく、彼を主なる神に立ち帰らせ、赦しと癒しを与えるためだった。

 そのことを押さえた上でこの詩を読むと、罪を悔いる悲痛な叫びでありながらも、主なる神の憐れみに縋り、赦しと清めと癒しを求める信仰の詩であることがよく分かってくる。

「ヒソプの枝でわたしの罪を払ってください/わたしが清くなるように。わたしを洗ってください/雪よりも白くなるように」(9節)。

「神よ、わたしの内に清い心を創造し/新しく確かな霊を授けてください」(12節)。

「御救いの喜びを再びわたしに味わわせ/自由の霊によって支えてください」(14節)。

 こうして、主なる神の赦しと癒しを確信したダビデは主なる神にこう告白している。

「わたしはあなたの道を教えます/あなたに背いている者に/罪人が御もとに立ち帰るように。神よ、わたしの救いの神よ/流血の災いからわたしを救い出してください。恵みの御業をこの舌は喜び歌います。主よ、わたしの唇を開いてください/この口はあなたの賛美を歌います」(15~17節)。

 主なる神は、深い罪に陥った者を、なお赦し、なお愛して、主なる神を「賛美」し、主なる神の「道を教え」る者へと造り変えて下さる。

祈り
 天のお父様、あなたの尊い御名を心からほめたたえます。今日もあなたの憐れみと慈しみの中にこの罪深い者を握り、御前に引き出して下さったことを、心から感謝致します。

 主よ、私はこの存在の全てがあなたの光の中に正しく、清く輝くことを願っています。しかし、私の心の中にはまだ闇の方を向いている部分が残っています。主よ、私の罪をどうかお赦し下さい。ここにあなたの光を照らして下さい。新しい「清い心」を造り、揺らぐことのないあなたの「霊」を満たして下さい。あなたの御霊による再創造以外に方法も道もありません。

 主よ、どうか憐れんで下さい。私の図々しい祈りを忍んで聞き、許して下さい。私にはあなたしかないからです。

 罪の苦しみと悲しみの中にあるお一人お一人の傍にやって来て、包み、赦し、慈しみ、新しい「清い心」を与えて、御前に立たせて下さいますよう、支えて下さいますよう、心からお願い致します。

 感謝して、尊いイエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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