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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 詩編35編

聖書日課 詩編35編(新共同訳 旧約pp.865-867)

 ダビデの生涯は戦いの連続であった。内にも外にも、ダビデには多くの敵がいた。しかし、ダビデは、決して人間的な知恵や力や感情に駆られて戦うことはしなかった。ダビデにとって戦いの本質は主なる神にあったからである。つまり、真に戦うのは主なる神であり、主なる神が自分に代わって「戦ってくださ」ることを信じていた。だから、ダビデはこう祈った。

「【ダビデの詩。】主よ、わたしと争う者と争い/わたしと戦う者と戦ってください。大盾と盾を取り/立ち上がってわたしを助けてください。わたしに追い迫る者の前に/槍を構えて立ちふさがってください。どうか、わたしの魂に言ってください/『お前を救おう』と」(1~3節)。

「わたしの神、わたしの主よ、目を覚まし/起き上がり、わたしのために裁きに臨み/わたしに代わって争ってください」(23節)。

 これは、聖書が教える戦いや争いについての原則である。神の民イスラエルの戦いは、本質的には主なる神の戦いであり、主なる神が先頭に立ってイスラエルの敵と戦って下さる。イスラエルの人々は、ただ主なる神に信頼し、主なる神の導きに従って行けば勝利が約束されていた。

 しかし、これは私達の信仰が問われるところでもある。原則はそうであっても、実際の争いや戦いになると、私達は人間的な力や方策に頼り、怒りや憎しみの感情に駆られて戦ってしまうことが何と多いことだろう。それ故、パウロはこう勧めている。

愛する人たち、自分で復讐せず、神の怒りに任せなさい。『「復讐はわたしのすること、わたしが報復する」と主は言われる』と書いてあります。『あなたの敵が飢えていたら食べさせ、渇いていたら飲ませよ。そうすれば、燃える炭火を彼の頭に積むことになる。』悪に負けることなく、善をもって悪に勝ちなさい」(ローマの信徒への手紙12章19~21節)。

 敵への「報復」は主なる神にお任せし、主なる神に信頼してその知恵と方策に聞き従うこと、それが聖書の勧める信仰者の戦い方の原則である。ここに真の勝利がある。

「わたしの魂は主によって喜び躍り/御救いを喜び楽しみます。わたしの骨はことごとく叫びます。『主よ、あなたに並ぶものはありません。貧しい人を強い者から/貧しく乏しい人を搾取する者から/助け出してくださいます』」(9~10節)。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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