聖書日課 ヨシュア記
聖書日課 ヨシュア記24章(新共同訳 旧約pp.376-379) 死を覚悟したヨシュアは、イスラエルの民に最後の言葉を残した。 「あなたたちはだから、主を畏れ、真心を込め真実をもって彼に仕え、あなたたちの先祖が川の向こう側やエジプトで仕えていた神々を除き去…
聖書日課 ヨシュア記23章(新共同訳 旧約pp.375-376) 23章と24章は、ヨシュア記の締め括りである。そこにはヨシュアが「長老、長、裁判人、役人を含む全イスラエルを呼び寄せて」語った告別の言葉が記されている(2節)。百歳を超える年齢に達していたヨシュア…
聖書日課 ヨシュア記22章(新共同訳 旧約pp.373-375) 約束の土地の分割が無事終了すると、ヨシュアは、「ルベン」、「ガド」、「マナセの半部族」の兵士達を祝福し(1節、6節)、彼らが既に得ていた「ヨルダン川の東側にある自分の所有地の天幕に帰る」許可を出…
聖書日課 ヨシュア記21章(新共同訳 旧約pp.371-373) レビ族には、既にモーセによって、逃れの町を含む「四十八」の町と「それに属する放牧地」が与えられることが約束されていた(民数記35章6~7節)。約束の地を占領したイスラエルは、この約束を果たした。 …
聖書日課 ヨシュア記20章(新共同訳 旧約pp.370-371) 12部族への土地分割が終わると、主なる神はヨシュアに、「逃れの町」を設置するように命じられた。「逃れの町」とは、「意図してではなく、過って人を」死に至らせた人が、「復讐をする者」の手から逃れて…
聖書日課 ヨシュア記19章(新共同訳 旧約pp.368-370) 「土地の嗣業の配分」が、ようやく完了した。イスラエルの全ての部族が、晴れて、自分達の領地を得ることになった。この時、「イスラエルの人々」は、ここまで自分達を導いてくれた「ヨシュアに、嗣業の土…
聖書日課 ヨシュア記18章(新共同訳 旧約pp.366-368) 12部族のうち、「まだ嗣業の土地の割り当てを受けていない部族が七つ残っていた」(2節)。実は、彼らは「ためらってい」た。そして、戦いに疲れてもいた。カナンの地を平定したとは言っても、敵はまだ多く…
聖書日課 ヨシュア記17章(新共同訳 旧約pp.365-366) イスラエルの各部族に嗣業の地が割り当てられる中で、ヨセフの子孫から不平の声が出てきた。 「あなたはなぜ、ただ一つのくじによる嗣業の土地、一つの割り当てしかくださらないのですか。わたしの民は、…
聖書日課 ヨシュア記16章(新共同訳 旧約pp.364-365) 「カナンの地を聖絶せよ」。これがイスラエルに課せられた主なる神からの命令であった。 「あなたが行って所有する土地に、あなたの神、主があなたを導き入れ、多くの民、すなわちあなたにまさる数と力を…
聖書日課 ヨシュア記15章(新共同訳 旧約pp.362-364) ヘブロンの地を攻め取ることになったカレブは、その戦いにおいて、「キルヤト・セフェルを撃って占領した者に娘アクサを妻として与えよう」と約束した(16節)。 その結果、「カレブの兄弟、ケナズの子オト…
聖書日課 ヨシュア記14章(新共同訳 旧約pp.361-362) 次々と嗣業の地が決まる中で、「エフネの子カレブ」は(6節)、「アナク人」の地「ヘブロンを嗣業の土地」として欲しいと申し出た(12~13節)。 他の部族は、先の戦いで既に勝ち取った場所を嗣業とした。しか…
聖書日課 ヨシュア記12章(新共同訳 旧約pp.358-359) カナンの地における戦争は終結した。12章からは、戦いを終えたイスラエルの各部族に、カナンの各地が「嗣業の土地」(相続地)として分け与えられたことが記録されている。 「ヨシュアはこうして、この地方…
聖書日課 ヨシュア記11章(新共同訳 旧約pp.356-358) 「アモリ人の五人の王」による連合軍に勝利したイスラエルは(10章5節)、更に大きな連合軍と戦うことになった。「ハゾルのハツォルの王ヤビン」らによる連合軍である(1節)。「浜辺の砂の数ほどの大軍」と表…
聖書日課 ヨシュア記10章(新共同訳 旧約pp.354-356) 「ギブオンの住民がイスラエルと和を結び、彼らのうちに住むことを許されたことを聞くと」(1節)、他の王たちは連合軍を組んで、「ギブオン」に「戦いを仕掛けた」。この連合軍は「アモリ人の五人の王」と…
聖書日課 ヨシュア記9章(新共同訳 旧約pp.352-354) カナンの地は、先のエリコやアイのような都市国家が林立する地域だった。そして、その中に「ギブオン」という町があった(3節)。 ギブオンの住民は、「遠い国から」やって来た人々を装って、「ヨシュアとイ…
聖書日課 ヨシュア記8章(新共同訳 旧約pp.350-352) イスラエル民族は悲しみのうちにアカンを処罰した(7章25節)。同胞を処罰しなければならないことは非常な痛みである。このように、自らの罪との戦いには痛みが伴う。 聖書は、罪との戦いについて「あなたが…
聖書日課 ヨシュア記6章(新共同訳 旧約pp.346-348) ヨシュア記は救いを得るための記録ではない。救いは、奴隷の地エジプトから贖い出されたことであって、約束の地に入ることは次の段階を意味している。ヨシュア記は、救いを受けたイスラエルが、主なる神の…
聖書日課 ヨシュア記5章(新共同訳 旧約pp.345-346) 割礼は、イスラエル民族が主なる神に選ばれた者であることの証しとして、男性器の包皮の皮を切り取る儀式である。 割礼は、アブラハムの時に始まり、イスラエル民族に引き継がれてきた。しかし、荒れ野にお…
聖書日課 ヨシュア記4章(新共同訳 旧約pp.344-345) ヨルダン川は堰き止められた。イスラエルの人々は川底を通ってカナンの地に入った。 そこで主なる神は、ヨルダン川の川底の石を、「部族ごとに」拾い上げるよう命じられた。「これらの石」を「永久にイスラ…
聖書日課 ヨシュア記3章(新共同訳 旧約pp.342-343) いよいよイスラエルの民はヨルダン川を渡る。川を渡れば、そこは約束の地カナンである。 かつて主なる神は父祖アブラハムに、カナンの地を与えると約束された。しかし、アブラハムの代で得た土地は「マクペ…
聖書日課 ヨシュア記2章(新共同訳 旧約pp.341-342) イスラエルの民はヨルダン川の東側に陣取っている。主なる神がイスラエルに与えると約束されたカナンの地は、ヨルダン川の西側に広がっている。 カナンの地に侵攻する前に、ヨシュアは「二人の斥候」(偵察…
聖書日課 ヨシュア記1章(新共同訳 旧約pp.340-341) イスラエル民族はモーセに率いられて奴隷の地エジプトを脱出した。時は、紀元前13世紀頃と言われている。 その後、40年にわたりシナイの荒れ野を旅し、遂に約束の地カナンを目前にした。ヨシュア記はそこか…