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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 詩編44編

聖書日課 詩編44編(新共同訳 旧約pp.877-878)

 主なる神に対する明るい信頼の詩と思って読んでいると、突然、絶望的な現実に対する嘆きの言葉が始まる。信頼と絶望が何度も入れ代わり立ち代わり現れてくる。「少し変わった詩だな」と思うかも知れない。しかし、読み終えてみて、これは自分の現実そのものであることに気付かされるのではないか。

「神よ、あなたこそわたしの王。ヤコブが勝利を得るように定めてください。あなたに頼って敵を攻め/我らに立ち向かう者を/御名に頼って踏みにじらせてください。わたしが依り頼むのは自分の弓ではありません。自分の剣によって勝利を得ようともしていません。我らを敵に勝たせ/我らを憎む者を恥に落とすのは、あなたです。我らは絶えることなく神を賛美し/とこしえに、御名に感謝をささげます。[セラ しかし、あなたは我らを見放されました。我らを辱めに遭わせ、もはや共に出陣なさらず/我らが敵から敗走するままになさったので/我らを憎む者は略奪をほしいままにしたのです。あなたは我らを食い尽くされる羊として/国々の中に散らされました」(5~12節)。

 朝には、主なる神への信仰と希望に溢れて、「ハレルヤ!」と一日が始まった筈なのに、夕には、すっかり落ち込んで、「やっぱり駄目かも知れない…」と暗い気持ちで一杯になることはないだろうか? 上がったり下がったり、人間の気分は、実にコロコロと変わり易いものである。

 それでも決してめげず、諦めず、落ち込む度に「神よ、あなたこそわたしの王」と主なる神への信頼を告白し続ける。そこに信仰者の現実、いや、自分自身の現実の歩みがあるのではないか。

 その意味で、この詩の作者は、信仰者にとって素晴らしい模範と言えるのではないか。どんなに主なる神に見放され、打ちのめされたような状況に陥っても、その度にこう告白し続けているからである。

「これらのことがすべてふりかかっても/なお、我らは決してあなたを忘れることなく/あなたとの契約をむなしいものとせず/我らの心はあなたを裏切らず/あなたの道をそれて歩もうとはしませんでした」(18~19節)。

「立ち上がって、我らをお助けください。我らを贖い、あなたの慈しみを表してください」(27節)。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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