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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 詩編55編

聖書日課 詩編55編(新共同訳 旧約pp.887-889)

 第55編は激しい詩である。敵に囲まれ、死の恐怖に襲われる中で、主に向かって必死に叫び求める祈りの詩である。口語訳では、「わたしは悩みによって弱りはて…気が狂いそうです」と訳されているほどである。

「神よ、わたしの祈りに耳を向けてください。嘆き求めるわたしから隠れないでください。わたしに耳を傾け、答えてください。わたしは悩みの中にあってうろたえています。わたしは不安です。敵が声をあげ、神に逆らう者が迫ります。彼らはわたしに災いをふりかからせようとし/憤って襲いかかります。胸の中で心はもだえ/わたしは死の恐怖に襲われています」(2~5節)。

「気が狂いそう」なほどの苦しみの中で、辛うじてダビデの正気を保たせたのは、主なる神に拠り頼む信仰と祈りであった。

 ダビデは主なる神に訴え、祈る。

「主よ、彼らを絶やしてください。彼らの舌は分裂を引き起こしています。わたしには確かに見えます/都に不法と争いのあることが。それらは昼も夜も、都の城壁の上を巡り/町中には災いと労苦が/町中には滅びがあります。広場からは搾取と詐欺が去りません」(10~12節)。

 しかも、ダビデを最も苦しめていたのは次のことである。

「わたしを嘲る者が敵であれば/それに耐えもしよう。わたしを憎む者が尊大にふるまうのであれば/彼を避けて隠れもしよう。だが、それはお前なのだ。わたしと同じ人間、わたしの友、知り合った仲。楽しく、親しく交わり/神殿の群衆の中を共に行き来したものだった」(13~15節)。

「親しく交わ」った「友」、共に主なる神を礼拝した仲間が、今は自分の命を狙う「敵」となってしまった。心引き裂かれ、気が狂うほどの苦しみの原因がここにあった。

 そうだからこそ、ダビデは必死に祈った。

「わたしは神を呼ぶ。主はわたしを救ってくださる。夕べも朝も、そして昼も、わたしは悩んで呻く。神はわたしの声を聞いてくださる」(17~18節)。

 言葉にすることも出来ない呻きの声を、主なる神は「聞いてくださる」。だから救いである。だからこそ主なる神である。その主なる神が今、嘆き祈る私と共にいて、「わたしの魂を贖い出し、平和に守ってくださる」(19節)。ここに信仰がある。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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