ようこそ、西原新生バプテスト教会のブログへ!

沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 歴代誌上24章

聖書日課 歴代誌上24章(新共同訳 旧約pp.661-662)

 神殿で奉仕する「レビ人」を再編成したダビデは、更に祭司職の編成にも着手した。

 祭司職は「アロンの子ら」によって受け継がれてきた。しかし、アロンの4人の息子のうち、「ナダブとアビブは父に先立って死に、子も残さなかった」ため、「エルアザルとイタマル」の子孫が「祭司の務めに果たし」てきた(2節)。

 彼らの子孫も増えたため、彼らを24組に編成した。「エルアザルの子ら」「十六」組、「イタマルの子ら」「八」組、合計24組である(4節)。

 その組み分けは「くじによって」なされた。

「エルアザルの子らにもイタマルの子らにも聖所の長と神の長がいたので、彼らはくじによって組に分けられた」(5節)。

 いい加減な方法だと思われるだろうか。しかし、聖書では人為的に決めかねることは「くじによって」決めている。

 例えば、バプテスマのヨハネの父ザカリアは、「第八」「アビヤ組の祭司」であった(10節、ルカによる福音書1章5節)。彼は「祭司職のしきたりによってくじを引いた」結果、「主の聖所に入って香をたくことになった」(ルカによる福音書1章9節)。

 その奉仕の最中に「主の天使が現れ」た。そして、ザカリアは、年老いた自分と妻エリサベトの間に「男の子」が与えられるという御言葉を受けた(同11節、13節)。この御言葉はその通りに実現した。

 また、使徒たち」は、イスカリオテ「ユダ」の死後欠員となっていた使徒職を「くじを引く」ことで選び、マティアが「十一人の使徒の仲間に加えられることになった」(使徒言行録1章26節)。勿論、くじ引きの対象となる二人の弟子は、「主イエスが」「共に生活されていた」間、「いつも一緒にいた者」から選ばれ、適当に決められたわけではない(同21節)。しかし、最後は決めかねて主なる神の御心を「くじ」に委ねた。

 私達は出来る限り考慮し、最善と思われる道を選ぶ。しかし、完全はあり得ない。実際に「くじ」を引かなくても、主なる神が選んで下さった道に、結果的に落ち着いたと言えるようなことが沢山ある。

 人間が全ての決定権を持っているわけではない。私達が熟考し選ぶ領域もあるが、それ以上に、主なる神が選んで下さった領域があることを知るべきである。そして、私達はその主なる神の選びを信頼し、使命であると受けとめて進んで行こう。

 イエス・キリストも弟子達に「あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ」と言われた(ヨハネによる福音書15章16節)。これは、人間的な選びを越えた〈主なる神の選び〉という領域があることを示している。

 祈って、充分な準備をして至った結果であれば、後悔せず、主なる神の御心であると信じて大胆に進んでいこう。

〈くじ引き〉において御心を示される主なる神は、私達の祈りと決断から導かれた想定外の出来事においても御心をお示しになられる。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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