聖書日課 歴代誌上26章(新共同訳 旧約pp.663-665)
神殿における奉仕は多岐にわたる。これまでに祭司の奉仕と名簿を見てきた。また、詠唱者の奉仕と名簿も見た。そして、26章に記されているのは「門衛」の奉仕である。
「彼らによって門衛の組分けがなされた。この者たちの頭ごとに、その兄弟たちと同様に、主の神殿における務めが課せられた」(12節)。
「門衛」とは〈門を守る者〉のことである。祭司や詠唱者と比べると地味な働きである。しかし、聖書はその働きに光をあて、その奉仕にあたった者の名を記録している。
教会においても目立つ奉仕もあれば地味な働きもある。しかし、主なる神のご栄光の光は等しく照らされている。
詩編の中で「コラの子」は次のような讃美を残している。
「あなたの庭で過ごす一日は千日にまさる恵みです。主に逆らう者の天幕で長らえるよりは/わたしの神の家の門口に立っているのを選びます」(詩編84編11節)。
「門衛」の働きは、神殿に奉献された献げ物を管理したり、盗賊から守ることだった。また、神殿に潜入しようとやって来る敵を見張った。
今日の教会堂でそのような奉仕が必要とされることは少ないかも知れない。しかし、私達自身が「神の霊が自分たちの内に住んでいる」「神の神殿」である(コリントの信徒への手紙一3章16節)。私達の内なる宝である信仰、永遠の命を奪い取ろうとするサタンの働きから守る必要がある。敵である悪霊の侵入を易々と見逃してはならない。
西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00
〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
メールアドレス