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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 歴代誌上22章

聖書日課 歴代誌上22章(新共同訳 旧約pp.658-659)

「オルナンの麦打ち場」に祭壇を築き、悔い改めの祈りを献げたダビデは、そこで主なる神との和解と豊かな交わりを得ることが出来た。その時の感動を、ダビデは次のように告白している。

「神なる主の神殿はここにこそあるべきだ。イスラエルのために焼き尽くす献げ物をささげる祭壇は、ここにこそあるべきだ」(1節)。

 こうして、「オルナンの麦打ち場」「主のために神殿を築く」ように主なる神は導かれた。しかし、ダビデ「多くの血を流し、大きな戦争を繰り返した」ことを理由に、ダビデ自身が「神殿を築くことは許され」なかった(8節)。

 そこで、ダビデは息子のソロモンに「神殿を築く志」を託した。

 ここで注目すべきことは、ダビデ自身は神殿建設を実現出来ないにもかかわらず、その志を持ち続けたことである。彼は「わたしはわたしの神、主の御名のために神殿を築く志を抱いていた」と告白している(7節)。

 自分の代では叶わず、次の世代、いや何世代も後になるかも知れない。それでも、主なる神の御心は必ず実現すると信じ、志を持ち続ける。そのようなダビデの姿勢は、私達も学ぶべきものである。

 信仰とは、このように世代を超えた大きなものである。

 自分の目で実現するのを見ることが出来なくても、信じ続け、語り継ぎ、信仰を次代に残していく。このような粘り強さが必要である。

 自分の代で実現しないからといって諦めてはならない。そもそも、信仰とは自己実現のためのものではない。主なる神の御心が実現するためのものである。

 主なる神の御心が実現するために、私も神の国の一員としてそのご計画に参与させていただく栄誉をいただいた。私の働きは、そのご計画の一部分に過ぎないかも知れない。しかし、そこに組み入れられる喜びがある。

 旧約の預言者も、啓示されたキリスト預言が「だれを、あるいは、どの時期を指すのか調べた」が、自分の時代には実現しなかった。それでも、彼らは後代の人々に仕える心で、この預言を語り教えた。

 信仰の先達が、ダビデのように志を持ち続け、それを後代に語り継いでくれたから、今日の恵みの時代がある。

「この救いについては、あなたがたに与えられる恵みのことをあらかじめ語った預言者たちも、探求し、注意深く調べました。預言者たちは、自分たちの内におられるキリストの霊が、キリストの苦難とそれに続く栄光についてあらかじめ証しされた際、それがだれを、あるいは、どの時期を指すのか調べたのです。彼らは、それらのことが、自分たちのためではなく、あなたがたのためであるとの啓示を受けました。それらのことは、天から遣わされた聖霊に導かれて福音をあなたがたに告げ知らせた人たちが、今、あなたがたに告げ知らせており、天使たちも見て確かめたいと願っているものなのです」(ペトロの手紙一1章10~12節)。

 この流れは今も続いている。イエス・キリストによる罪の贖いは既に実現した。しかし、救いの完成のために再び来られるという預言の実現はこれからである。

 私の時代には実現しないかも知れない。しかし、この希望を次の世代に語り継いでいきたい。ダビデが神殿完成の志を持ち続けたように。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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