ようこそ、西原新生バプテスト教会のブログへ!

沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 歴代誌下1章

聖書日課 歴代誌下1章(新共同訳 旧約pp.671-672)

 西原新生バプテスト教会で「永遠の命を得るために」と題して特別聖書講演会を開いたとする。ところが、同じ日時に西原町で「老後に備える資産運用」という題でセミナーが開かれたら、どちらに多く人が集まるだろうか。

 言うまでもなく、後者だろう。

 私達が何を求めるかは、私達の心を支配している〈価値観〉で決まる。

 あなたならば何を求めるだろうか。地上の富を求める人もいる。世で成功出来るような能力や技術を求める人もいる。体の健康を求める人もいる。

 イエス・キリストを訪ねた金持ちの青年は、「先生、永遠の命を受け継ぐには、何をすればよいでしょうか」と質問した(マルコによる福音書10章17節)。彼は「永遠の命」を求めたわけである。

 しかし、「行って持っている物を売り払い、貧しい人々に施しなさい。そうすれば、天に富を積むことになる」というイエス・キリストの御言葉に躓き、「悲しみながら立ち去った」(同21~22節)。この青年は、究極的には地上の富を第一としていた。

 だからこそ、私達には物事の本質を見抜く「識見」が必要である。それを判断する「知恵」が必要である。

「その夜、神はソロモンに現れて言われた。『何事でも願いがよい、あなたに与えよう』」(7節)。

 ソロモンは地上の富でも、権力や武力でもなく、自分が王として「民をよく導くことができるよう」、国を治めるための「知恵と識見」を求めた(10節)。

 それに対し、主は次のように語られた。

「あなたはこのことを望み、富も、財宝も、名誉も、宿敵の命も求めず、また長寿も求めず、わたしがあなたをその王として立てた民を裁くために、知恵と識見を求めたのだから、あなたに知恵と識見が授けられる。またわたしは富と財宝、名誉もあなたに与える。あなたのような王はかつていたことがなく、またこれからもいない」(11~12節)。

 どんなに豊かな「富」を得たとしても、それを活かす「知恵と識見」がなければ、人は「富」によって滅びる。どんなに素晴らしい環境を手にしたとしても、環境がその人を幸せにするわけではない。それを活かす「知恵と識見」がその人を幸せにする。

 私達には、地上で養われた「知恵」があるが、それは偏った「知恵」である。主なる神を認めない、人間中心の「知恵」である。だから、私達の古い考えを新たにして、主なる神からの「知恵と識見」を求めよう。

 使徒パウロはこう勧めている。

「あなたがたはこの世に倣ってはなりません。むしろ、心を新たにして自分を変えていただき、何が神の御心であるか、何が善いことで、神に喜ばれ、また完全なことであるかをわきまえるようになりなさい」(ローマの信徒への手紙12章2節)。

 古い考え方が葬られ、主なる神の御言葉が私達の考えや「知恵」となる時、私達の心は「新たに」されていく。こうして「心を新たに」することで、「何が神の御心であるか」を知る「知恵と識見」を得る。「何が善いことで、神に喜ばれ」ることかを知る「知恵と識見」を得る。

 主なる神の御言葉が私の考え、私の「知恵」となるよう祈り求めよう。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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