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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 ヨシュア記22章

聖書日課 ヨシュア記22章(新共同訳 旧約pp.373-375)

 約束の土地の分割が無事終了すると、ヨシュアは、「ルベン」「ガド」「マナセの半部族」の兵士達を祝福し(1節、6節)、彼らが既に得ていたヨルダン川の東側にある自分の所有地の天幕に帰る」許可を出した(4節)。彼らは、約束に従って、イスラエルの先頭に立ってこれまでずっと戦ってきた。

「ルベンとガドの人々、およびマナセの半部族は、カナンの土地のシロでイスラエルの他の部族と別れ、モーセを通して受けた主の命令によって既に取得していた自分たちの所有地、ギレアド地方に帰って行った」(9節)。

 ところが、ここで問題が起こった。それは、彼らが、ヨルダン川のほとりに「一つの祭壇を築いた」ことである。

「ルベンとガドの人々、およびマナセの半部族は、カナンの土地にあるヨルダン川のゲリロトに着いたとき、そこに一つの祭壇を築いた。それは目立って大きい祭壇であった」(10節)。

 その「目立って大きい祭壇」を見た他の部族の人々は、「ルベンとガド」「マナセの半部族」が、主なる神の教えに反して、自分達のために勝手に祭壇を築き、イスラエルに分裂をもたらそうとしていると判断した。

 もしそれが事実なら、イスラエルは再び大きな罪に陥り、ペオルの事件の時のように(民数記25章)、イスラエル全体に大きな災いをもたらすことになる。それ故、イスラエルの人々は、団結して「軍を差し向け」、彼らを滅ぼそうとした(12節)。

 しかし、彼らは、この緊迫した状況の中で、激情に駆られるままに行動することはなかった。「祭司エルアザルの子ピネハス」を団長とする調査団を派遣し(13節)、事の真相を確かめた。

 調査団は、2部族半のいる「ギレアド地方」に到着すると(15節)、彼らの懸念を率直に伝えた(16~20節)。それに対し、「ルベンとガド」「マナセの半部族」は答えた。

「わたしたちの先祖が作った主の祭壇の模型を見なさい。焼き尽くす献げ物や和解の献げ物をささげるためではなく、あなたたちとわたしたちとの間柄を示す証拠なのです」(28節)。

 人々の疑いは、全くの誤解であった。そして、この説明に満足した彼らは、矛を収めて自分達の領土に帰って行った(33節)。この時、「ルベンとガドの人々」は、「この祭壇」「わたしたちの間では主が神であることの証人」と名付けた(34節)。

 もしイスラエルの人々が自分達の一方的な判断に従って行動していたら、それこそ大惨事になっていたことだろう。感情に走ることなく、冷静に事を判断することで、多くの人々の命が救われた。私達も、分かっているつもりでも、「つい感情に駆られて…」ということはないだろうか。この出来事を大切な教訓としたい。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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