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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 ヨシュア記18章

聖書日課 ヨシュア記18章(新共同訳 旧約pp.366-368)

 12部族のうち、「まだ嗣業の土地の割り当てを受けていない部族が七つ残っていた」(2節)。実は、彼らは「ためらってい」た。そして、戦いに疲れてもいた。カナンの地を平定したとは言っても、敵はまだ多く残っていたからである。それ故、彼らは相続地を奪い取っていく気迫も勇気も失いかけていた。そのような彼らに、ヨシュアは語りかけた。

「あなたたちは、いつまでためらっているのだ。あなたたちの先祖の神、主が既に与えられた土地を取りに行くだけなのだ」(3節)。

 ヨシュアは、彼らの「ためらっている」現状を指摘した。その上で、「主が既に与えられた土地を取りに行くだけなのだ」と、信仰による新たな認識を与えた。それは「既に主が与えられた土地」であり、彼らはただ信じて「取りに行くだけ」でよいのである! 続いて、ヨシュアは言った。

「各部族から三人ずつ出しなさい。わたしは彼らを派遣し、この地方を巡回させ、嗣業の土地の記録を作り、戻って来てもらおう」(4節)。

 ヨシュアは、彼らが恐れて逃げているその場所を調べさせ、現実を見せることで、恐れから解放させようとした。

 更に、ヨシュアは次のように言った。

「そして、彼らにそれを七つに分割させよう。ただユダは南部の領土に、ヨセフの家は北部の領土にとどまらせよう。土地を七つに分割したら、その記録をわたしのところに持って来なさい。わたしたちの神、主の前で、わたしはあなたたちのためにくじを引く」(5~6節)。

 ヨシュアは、自らの手で土地を分割させ、具体的なイメージを持たせることで、土地取得の意欲をかき立てようとした。

 このように、現状を認めること、認識を新たにすること、恐れの現実をよく調べること、将来を具体的にイメージすることは、疲れや恐れでやる気を失っている者に対する〈処方箋〉であったに違いない。意欲を失いそうな時には、是非試してみてはどうだろうか。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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