聖書日課 ヨシュア記21章(新共同訳 旧約pp.371-373)
レビ族には、既にモーセによって、逃れの町を含む「四十八」の町と「それに属する放牧地」が与えられることが約束されていた(民数記35章6~7節)。約束の地を占領したイスラエルは、この約束を果たした。
「イスラエルの人々の所有地の中で、レビ人の町は総計四十八で、それに属する放牧地があった。どの町も例外なく周囲に放牧地を持っていた。これらの町はみなそうなっていた」(41~42節)。
こうして、土地分割後に残されていた2つの課題、逃れの町の設置とレビ人の町の分与も無事解決し、主なる神の約束が名実共に実現した。43~45節は、これまでの歩みのまとめである。ここには3つのことが記されている。
第一に、イスラエルが、カナンの地を得たのは、決して彼らの力によるものではない。アブラハム以来の主なる神の約束によるものである。主が「イスラエルに与えられたので、彼らはそこを手に入れ、そこに住」むことが出来るようになった。
「主が先祖に誓われた土地をことごとくイスラエルに与えられたので、彼らはそこを手に入れ、そこに住んだ」(43節)。
主の深い恵みに感謝し、謙遜に生きることの大切さを教えられる。
第二に、主はイスラエルが「安らかに住めるように」、周囲の敵からイスラエルを守り、彼らに「立ちはだかる敵」がいないようにして下さった。
「主はまた、先祖に誓われたとおり、彼らの周囲を安らかに住めるようにされたので、彼らに立ちはだかる敵は一人もなくなった。主は敵を一人残らず彼らの手に渡された」(44節)。
主は今も、イエス・キリストに信頼する私達を敵から守り、真の安息を与えて下さる。あれこれ心配して、怖気づいたり、動き回ったりするのではなく、主に信頼して安らかであることによって、主が守って下さる。この原則は大切である。
第三に、主なる神は「約束」を違えない方であり、イスラエルに与えられた「恵みの約束」は、「すべて実現した」。
「主がイスラエルの家に告げられた恵みの約束は何一つたがわず、すべて実現した」(45節)。
この御言葉を、心の中で何度かゆっくり繰り返してみよう。これは私達に対しても語られた主なる神の御言葉である。
西原新生バプテスト教会
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