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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 詩編17編

聖書日課 詩編17編(新共同訳 旧約pp.846-847)

 第17編はダビデの祈りの詩編である。〈祈りの詩編〉と聞くと、穏やかで安らかで美しい詩(うた)というイメージが湧いてくる。しかし、この詩の内容は、そうした平和な状況とは全く違い、切羽詰まった、命の危険さえあるような状況の中での祈りとなっている。

「あなたを呼び求めます/神よ、わたしに答えてください。わたしに耳を向け、この訴えを聞いてください。慈しみの御業を示してください。あなたを避けどころとする人を/立ち向かう者から/右の御手をもって救ってください。瞳のようにわたしを守り/あなたの翼の陰に隠してください。あなたに逆らう者がわたしを虐げ/貪欲な敵がわたしを包囲しています。彼らは自分の肥え太った心のとりことなり/口々に傲慢なことを言います。わたしに攻め寄せ、わたしを包囲し/地に打ち倒そうとねらっています。そのさまは獲物を求めてあえぐ獅子/待ち伏せる若い獅子のようです」(6~12節)。

 ダビデ王は、竪琴の名手であり、多くの詩を詠んだ詩人であった。しかし、その生涯はまさに波乱万丈で、外からも身内からも敵対する勢力による攻撃を受け続ける戦いの生涯であった。

 ダビデの詩は、そのような現実の苦しみや、弱さや、罪や、問題の中で詠まれた詩であり、苦難の中で、なお主なる神と共にあることを求め、主なる神の助けと導きと守りを祈り続けた詩である。そこに、今も苦しみと悩みの中にある者の心に、深く訴え響く魅力がある。

 その中でも、8節の御言葉は深く心に響く。

「瞳のようにわたしを守り/あなたの翼の陰に隠してください」

 親鳥が雛鳥を「翼の陰」に匿うように、また、人間が小さな埃でも傷ついてしまう「瞳」を大切に守るように、主なる神がダビデを匿い、守って下さることを求める祈りである。弱く傷つき易い者を、主なる神はいつまでも大切に、丁寧に、守り愛して下さる。そのような主なる神の愛に信頼する、美しい信仰の祈りである。

 主なる神は、今日も、イエス・キリストに信頼する者をご自分の「瞳のように」「守り」、ご自分の雛鳥のように、その御「翼の陰に隠して」守って下さる。ハレルヤ!

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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