「偽り」、「滑らかな唇」、「二心」、「威張って語る舌」。そのような言葉が蔓延する時代…。まるで現代社会の有様を描いているかのように思われる詩である。
「主よ、お救いください。主の慈しみに生きる人は絶え/人の子らの中から/信仰のある人は消え去りました。人は友に向かって偽りを言い/滑らかな唇、二心をもって話します。主よ、すべて滅ぼしてください/滑らかな唇と威張って語る舌を」(2~4節)。
そのような社会では、「卑しむべきことがもてはやされ」、「主に逆らう者」たちが「勝手にふるま」う。
「主に逆らう者は勝手にふるまいます/人の子らの中に/卑しむべきことがもてはやされるこのとき」(9節)。
「彼らは言います。『舌によって力を振るおう。自分の唇は自分のためだ。わたしたちに主人などはない』」(5節)。
このような言葉を語る人々の本質は、傲慢であり不信仰である。彼らは「主に逆らう者」であり(9節)、主なる神への畏れを失った者である。彼らは、その行き着くところが滅びであることを知らない。
しかし、信仰に生きる人は知っている。
「主は言われます。『虐げに苦しむ者と/呻いている貧しい者のために/今、わたしは立ち上がり/彼らがあえぎ望む救いを与えよう。』主の仰せは清い。土の炉で七たび練り清めた銀。主よ、あなたはその仰せを守り/この代からとこしえに至るまで/わたしたちを見守ってくださいます」(6~8節)。
あなたはこのことを知っているだろうか。そして、主なる神とその約束の御言葉に信頼して、自分の人生を築いているだろうか。
祈り
愛する天のお父様、あなたの尊い御名を心からほめたたえます。今日もあなたの大きな愛と憐れみの中に置いて、導き、御前に引き出して下さったことを心から感謝致します。
主よ、時代は時と共に、人と共に移り変わっていきます。しかし、あなただけは決して変わらない御方です。あなたが全てのものを治められます。
この苦しい時代の中にあって、尊く生きることを教えて下さい。「卑しむべき」ものに膝を屈めず、神の子の尊厳に満ち溢れ、あなたの御光を鏡のように映す者となることが出来ますように。
時代の悪の中で苦しみ、喘ぐあなたの子供達を、主よ、あなたご自身が支え、守り、保って下さい。あなたにしか与えることの出来ない、尊厳をもってお一人お一人を包み、生かして下さいますよう、心からお願い致します。
感謝して、尊いイエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
西原新生バプテスト教会
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