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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 詩編94編

聖書日課 詩編94編(新共同訳 旧約pp.932-933)

 第94編は、主に逆らい、弱者を苦しめ、虐殺する残虐で「傲慢」な者への「報復」を願う詩である。いわゆる〈呪いの詩編〉の一つと言ってよいだろう。

「主よ、報復の神として/報復の神として顕現し/全地の裁き手として立ち上がり/誇る者を罰してください。主よ、逆らう者はいつまで/逆らう者はいつまで、勝ち誇るのでしょうか。彼らは驕った言葉を吐き続け/悪を行う者は皆、傲慢に語ります。主よ、彼らはあなたの民を砕き/あなたの嗣業を苦しめています。やもめや寄留の民を殺し/みなしごを虐殺します。そして、彼らは言います/『主は見ていない。ヤコブの神は気づくことがない』と」(1~7節)。

「信仰者が報復を願い呪うなんて信じられない!」と或る方は言うかも知れない。しかし、明らかな悪や極悪非道な行為に対して「報復」と裁きを願うのは、必ずしも不信仰とは言えない。

 頭ごなしに否定するのは簡単である。しかし、本気で主なる神を信じて生きようとすれば、この罪の世の現実に対し、怒りや葛藤や悲しみを覚えるのは当然のことではないだろうか。目の前の悪を見て、何の怒りも葛藤も湧かないという方が寧ろ問題かも知れない。

 しかし、ここで大切なのは、自ら裁いたり報復するのではなく、あくまでも主なる神に裁きと「報復」を願い求めて委ねることである。それは義なる神への確かな信仰と信頼に基づく行為と言える。この詩の作者もこう告白している。

「いかに幸いなことでしょう/主よ、あなたに諭され/あなたの律法を教えていただく人は。その人は苦難の襲うときにも静かに待ちます。神に逆らう者には、滅びの穴が掘られています。主は御自分の民を決しておろそかになさらず/御自分の嗣業を見捨てることはなさいません。正しい裁きは再び確立し/心のまっすぐな人は皆、それに従うでしょう」(12~15節)。

 これは、主なる神への信仰以外の何物でもない。このように、信仰には主なる神を見上げて静かに待つべき時がある。その時、私達はこのように告白することが出来るのではないか。

「『足がよろめく』とわたしが言ったとき/主よ、あなたの慈しみが支えてくれました。わたしの胸が思い煩いに占められたとき/あなたの慰めが/わたしの魂の楽しみとなりました」(18~19節)。

祈り
 天のお父様、あなたの尊い御名を心からほめたたえます。今日もあなたの大きな憐れみの中、赦され、御前にあることを心から感謝致します。

 主よ、あなたの御言葉、聖書の言葉は不思議な力、平安の源です。私達は何と幸いなことでしょう。今、普段の生活の中で、あなたの御言葉を聞きながら生きることが出来るのは、私達にとって大きな恵みです。

 主よ、あなたの御言葉をもっと心に蓄えさせて下さい。聖書の言葉を通して、あなたの御声を聞くことの喜びを私達の内にもっと溢れさせて下さい。

 やがて必ずやって来る災いの日に、あなたをほめたたえ、感謝しながらそれを潜り抜けることが出来るよう、毎日、あなたとの親しい関係を深めていくことが出来ますように。

 今日もあなたの子供達の上に、溢れる恵みを注ぎ、守り支えて下さい。あなたの御言葉に耳を傾けながら祈り、生きることの絶大な祝福を知ることが出来ますように。

 感謝して、尊いイエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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