聖書日課 詩編119編113~120節(新共同訳 旧約p.965)
「律法」、「御言葉」、「戒め」、「仰せ」、「掟」、「定め」、「裁き」、この段落にも、主なる神の御教えに対する詩人の一心な思いが表現されている。
「(サメク)心の分かれている者をわたしは憎みます。あなたの律法を愛します。あなたはわたしの隠れが、わたしの盾/御言葉をわたしは待ち望みます。悪事を謀る者よ、わたしを離れよ。わたしはわたしの神の戒めを守る。あなたの仰せによりすがらせ/命を得させてください。わたしの望みを裏切らないでください。わたしを支えてください/そうすればわたしは救われます。いつもあなたの掟に目を注ぎます。あなたの掟から迷い出る者は/ことごとく打ち捨てられました。彼らは欺く者、偽る者です。この地であなたに逆らう者はことごとく/金かすのように断ち滅ぼされました。それゆえわたしはあなたの定めを愛します。あなたを恐れてわたしの身はすくみます。あなたの裁きを畏れ敬います」(113~120節)。
その一心さ故に、詩人は「心の分かれている者をわたしは憎みます」と告白する。それは、主なる神に頼りながら、他のものにも依り頼む人、心が定まらず、不安定で、首尾一貫しない者、つまり二心の人々のことである。
主なる神を信じるということは、ただ主なる神だけに依り頼み、主なる神以外の何者にも依り頼まないことを意味する。それ故、信仰は結婚に喩えられる。夫と妻は結婚式で互いに貞節を誓う。もし夫婦の間に他の異性が入って来たら、その結婚は忽ち破綻してしまうからである。つまり、二心は愛と相容れないものである。
「悪事を謀る者よ、わたしを離れよ。わたしはわたしの神の戒めを守る」。
ここにも、主なる神に対する詩人の強く一途な思いが現されている。信仰には、このようなきっぱりとした決断と宣言が必要である。そして、このような決断と宣言は、何よりも主なる神を「畏れ敬」うことを知ることによって生まれるものである。
「あなたを恐れてわたしの身はすくみます。あなたの裁きを畏れ敬います」。
ハレルヤ!
西原新生バプテスト教会
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