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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 エズラ記3章

聖書日課 エズラ記3章(新共同訳 旧約pp.725-726)

 イスラエルの人々にとって、「第七の月」は、過越祭、七週の祭りと並ぶイスラエル三大祭の一つである仮庵祭を祝う大切な月だった。

 その日、真の礼拝の回復を目指して帰還した人々は、エルサレム「一人の人のようになった」と聖書は記している。

「第七の月になって、イスラエルの人々は自分たちの町にいたが、民はエルサレムに集まって一人の人のようになった」(1節)。

 これは、真の礼拝者の特徴が〈一致〉にあることを示す出来事である。それは最初の教会にも見られた特徴である。「彼らは皆、…心を合わせて熱心に祈っていた」(使徒言行録1章14節)、「信じた人々の群れは心も思いも一つにし、…」(同4章32節)と記されている。

 彼らは、かつて神殿の祭壇があった場所に「祭壇を築き」「律法に書き記されているとおり」「献げ物を」「ささげ」て仮庵祭を祝った。

「祭司たち、すなわちヨツァダクの子イエシュアとその兄弟たちは、シェアルティエルの子ゼルバベルとその兄弟たちと共に立ち上がり、イスラエルの神の祭壇を築き、神の人モーセの律法に書き記されているとおり、焼き尽くす献げ物をその上にささげようとした」(2節)。

 しかし、「彼らはその地の住民に恐れを抱きながら…」と記されているように(3節)、この時そこには彼らの帰還と行動を受け入れようとしない人々がいた。それはサマリヤ人である。彼らは、北イスラエル王国滅亡後に外国から移住してきた人々と北イスラエル王国の民との間に生まれた人々で、イスラエルの人々の帰還を喜ばず、神殿再建工事を妨害しようとしていた。悲しい現実だが、主なる神の働きにはいつも反対者や妨害者がいる。

「翌年の第二の月に」、彼らはいよいよ神殿再建工事に取りかかった。総監督はユダ王家の血筋を引く総督「ゼルバベル」と大祭司「イエシュア」で、「捕らわれの地からエルサレムに帰って来たすべての人」が、「祭司とレビ人」の指揮の下に「神殿の工事」に携わった(8節)。

 こうして、神殿が崩壊しておよそ50年ぶりに、エルサレムに主の「神殿の基礎」「据え」られると、「祭服を身に着け」「祭司」「レビ人」が楽器を打ち鳴らして「主を賛美した」(10節)。すると、「昔の神殿を見たことのある多くの年取った祭司、レビ人、家長たち」「大声をあげて泣き」、また「多くの者」「喜びの叫び声をあげた」(12節)。まさに悲喜交々。悲しみも苦しみも主の恵みによって乗り越えてきた涙と、圧倒的な主の恵みと祝福を喜び祝う賛美が交じり合って「識別することができな」いほどの大きな声が、エルサレムの周辺にまで響き渡った(13節)。涙と共に喜びと賛美が満ち溢れる、それもまた真の礼拝者の群れの特徴と言える。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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