祈り ユダの手紙(新共同訳 新約pp.450-451)
天のお父様、あなたの尊い御名をほめたたえます。今日も御前に引き出して下さったことを感謝致します。
主よ、あなたは私達に、恵みとして命や能力、時間や持ち物など、見えるもの、見えないものの多くを委せて下さいました。にもかかわらず、私達は、自分の人生を自分のものだと思い込み、欲望の趣くままに汚し、卑しめてきました。私達の罪をどうか赦して下さい。あなたが私達をどれほど大切にして下さっているかを知り、私達も自分の人生を尊び、罪の汚れから守ることが出来ますように。聖霊が私達の内に住んで下さっていることの深い奥義を知ることが出来ますように。
主よ、私達はあなたから与えられた恵みを忠実に用いたいと願っています。特に、あなたが私達に委せて下さったものの中で最も大切なものである福音の真理を、正しく守り、次の世代に伝えたいと願っています。あなたから委ねられたものに、より一層忠実であることが出来ますよう、御言葉によって私達を励まして下さい。私達があなたに「愛され、イエス・キリストに守られている」神の民であること(1節)、あなたが私達を真理に、救いに、栄光に導いて下さることをしっかりと心に刻ませて下さい。「信仰をよりどころとして生活し」、「聖霊の導きの下に祈り」(20節)、あなたの「愛によって自分を守り」、「永遠の命へと導いてくださる、わたしたちの主イエス・キリストの憐れみを待ち望み」ながら(21節)、真理の道を選び、救いの道に歩み、栄光への道を進むことが出来ますように。あなたから与えられたものを最後までしっかり保ち、「信仰のために戦うこと」(3節)において勝利を得る者とさせて下さい。
再び天からおいでになり、私達の救いを完成させて下さる「唯一の支配者であり、わたしたちの主であるイエス・キリスト」(4節)の御名によって祈ります。アーメン。