赤木 善光「カルヴァンの神学」倉松 功, 赤木 善光『ルターとカルヴァンの神学』現代と教会新書, 東京: 日本基督教団出版部, 1964年, p.166
「ところでカルヴァンによると聖礼典の目的は、わたしたちを『キリストに向かって手を取ってみちびくこと』、『絵のように、彼を再現し、かつわたしたちに知らしめること』にあるのですが、バプテスマは『わたしたちがきよめられ、かつ洗われること』、聖餐は『わたしたちがあがなわれたこと』をあかしするものでありました。つまり二つの礼典はいずれもキリストの救いのみわざの要約であり、かつ聖霊の媒介によってわたしたちをしてキリストにあずからせるものであります」