鈴木 光『伝道のステップ1、2、3――信徒と牧師、力を合わせて』東京: 日本キリスト教団出版局, 2018年, p.23
「たとえば、教会の外に掲示板や、インターネット上にホームページなどがあるのはいいのだけれど、情報が更新されていないと、この教会は活動しているのかと疑われてしまうという指摘は、『なるほど、その通り!』と思わされました。
また、多くの教会が何らかの形で持っている『新来者カード』は、本当に必要なのかという疑問も提示されています。そもそも、個人情報を初めて来た宗教施設で書かされることの不安感というのは、客観的に見れば確かに相当なものだと思います。
私の仕えている教会でも、この本を学んだことをきっかけに新来者カードをやめて、簡単な任意のアンケートだけを準備することにしました。何しろ、教会で多くの働きを担っている人ほど、得てして教会生活が長くて『新来者』の視点を失いがちですから、注意しなければならないと気づかされました」