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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 エステル記8章

聖書日課 エステル記8章(新共同訳 旧約pp.771-772)

ユダヤ人の敵ハマン」が失脚した後、クセルクセス王は、「ハマンの家」と財産を全てエステルに与えた(1節)。また、「ハマンから取り返した王の指輪をモルデカイに与え」た。そして、エステルはモルデカイを「ハマンの家の管理人」とした(2節)。こうして、モルデカイは、ハマンに代わるペルシアの宰相となった。

 しかし、ハマンは死んでも、ハマンがユダヤ人を皆殺しにしようとして」、王の名で制定した法令はまだ生きていた(5節)。一度王の名によって発布された法令は、取り消すことが出来なかったからである。そこで、王妃エステルは、「再び王の前に申し出て」、その法令を「無効にしていただくこと」を哀願した(3節)。

 この時、クセルクセス王はエステルとモルデカイに、ユダヤ人を救うための新たな法令を考え、王の印を押して発布するよう勧めた(8節)。

 王の勧めに従って、彼らは、早速ユダヤ人を救い出すための法令を考えた。そして、「第三の月」「二十三日」「王の書記官が召集され」、新しい法令がペルシア全州の「各民族」の言語で作成され(9節)、特別な「早馬に乗った急使によって」各州の総督・長官・高官たちに「届けられた」(10節)。

「こうして王の命令によって、どの町のユダヤ人にも自分たちの命を守るために集合し、自分たちを迫害する民族や州の軍隊を女や子供に至るまで一人残らず滅ぼし、殺し、絶滅させ、その持ち物を奪い取ることが許された。これはクセルクセス王の国中どこにおいても一日だけ、第十二の月、すなわちアダルの月の十三日と定められた」(11~12節)。

 新しい法令が届けられた日、ペルシア全国の「州という州、町という町で、ユダヤ人は喜び祝い、宴会を開いて楽し」んだ(17節)。彼らにとって、その日は「輝かしく、祝うべき」日、「喜ばしく、誉れある」日となったのである(16節)。すると、どの地でも、ユダヤ人になろうとする者が多く」現れた。それはユダヤ人に対する恐れに襲われたからである」と聖書は記している(17節)。

 これは、エルサレムに最初の教会が誕生した時の出来事にとても似ているように思われる。イエス・キリストの十字架によって悪の支配が打ち破られ、主なる神の恵みによる救いの道が開かれたという福音が宣言された時、多くの人々が信じて救いを受け、教会に加えられた。そして、彼らは日々「喜びと真心をもって」主を礼拝し、「神を賛美し」、熱心に祈り、交わっていた。すると、彼らは「民衆全体から好意を寄せられ」るようになった(使徒言行録2章46~47節)。

 時代の違いこそあれ、神の民の存在の意義は、いつでもここにあるのではないか。イエス・キリストがこう言われたように。

「あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れることができない。また、ともし火をともして升の上に置く者はいない。燭台の上に置く。そうすれば、家の中のものすべてを照らすのである。そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。人々が、あなたがたの立派な行いを見て、あなたがたの天の父をあがめるようになるためである」(マタイによる福音書5章14~16節)。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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