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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 エステル記4章

聖書日課 エステル記4章(新共同訳 旧約pp.767-768)

 ユダヤ人滅亡の法令が発布されると、ペルシアの「どの州でもユダヤ人の間に大きな嘆きが起こった」(3節)。首都スサにいたモルデカイも、「事の一部始終を知ると、衣服を裂き、粗布をまとって灰をかぶり」「苦悩に満ちた叫び声をあげた」(1節)。

 何も知らないエステルは、このことを聞くとすぐに「衣服を届けた」が、「モルデカイはそれを受け取ろうとしなかった」(4節)。そこで、事情を確かめるために、宦官「ハタクを呼んでモルデカイのもとに遣わし」た(5節)。

 モルデカイは、ハタクに「事の一部始終」を説明し(7節)、エステルに「王のもとに行って、自分の民族のために寛大な処置を求め、嘆願するように伝言させた」(8節)。

 それを聞いたエステルは躊躇した。ペルシアの「法律」によると、「王に、召し出されずに近づく者は、男であれ女であれ死刑に処せられる」「定められて」いたからである。但し、「王が金の笏を差し伸べ」た者は、「死を免れ」ることが出来た(11節)。

 この時、モルデカイはエステルに言った。

「他のユダヤ人はどうであれ、自分は王宮にいて無事だと考えてはいけない。この時にあたってあなたが口を閉ざしているなら、ユダヤ人の解放と救済は他のところから起こり、あなた自身と父の家は滅ぼされるにちがいない。この時のためにこそ、あなたは王妃の位にまで達したのではないか」(13~14節)。

 ここには、主なる神の召命に対する明確な意識が表現されている。主なる神を信じるとは、自分は何のために生き(生かされ)、何のためにこれをし、或いはしないのか、という明確な目的意識をもって生きることだからである。

 このモルデカイの問いかけに対し、王妃エステルは、同胞の救いのために命をかけることを覚悟した。

エステルはモルデカイに返事を送った。『早速、スサにいるすべてのユダヤ人を集め、私のために三日三晩断食し、飲食を一切断ってください。私も女官たちと共に、同じように断食いたします。このようにしてから、定めに反することではありますが、私は王のもとに参ります。このために死ななければならないのでしたら、死ぬ覚悟でおります』」(15~16節)。

「このために死ななければならないのでしたら、死ぬ覚悟でおります」。この強い決意の言葉は、決して自暴自棄とか悲壮感からの言葉ではない。彼らはそのために「三日三晩断食し」て主に祈った。主なる神への信仰と祈りによって与えられる平安と確信、それが死の恐れをも打ち破る力となって、エステルの中に満ち溢れていた。私達にもそのような平安と確信が必要ではないだろうか?

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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