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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 サムエル記下10章

聖書日課 サムエル記下10章(新共同訳 旧約pp.493-495)

 サウル家のメフィボシェトに誠実を尽くしたダビデは、今度は、「アンモン人の王」ハヌンに対しても誠実であろうとした。「ハヌンの父ハナシュ」が死んだという知らせを聞き、使節を遣わして哀悼の意を表」した。

 ところが、「アンモン人の高官たち」ダビデの真意を疑った。ダビデは、「この町を探りうかがい、倒そうとして、家臣を送り込んだにちがい」ないと考えた。

「その後、アンモン人の王が死に、その子ハヌンが代わって王となった。ダビデは、『ハヌンの父ナハシュがわたしに忠実であったのだから、わたしもその子ハヌンに忠実であるべきだ』と言って、使節を遣わして哀悼の意を表そうとした。ところが、ダビデの家臣たちがアンモン人の領地に入ると、アンモン人の高官たちは主君ハヌンに言った。『ダビデがお父上に敬意を表して弔問の使節を送って来たとお考えになってはなりません。この町を探りうかがい、倒そうとして、家臣を送り込んだにちがいありません』」(1~3節)。

“疑心暗鬼”…疑う心が強くなると、何でもないことが恐ろしく感じられたり、疑わしく思えたりするものである。アンモンの新王ハヌンは、家臣たちの疑念に動かされて、ダビデの家臣」を辱め、「追い返し」てしまった。

「それでハヌンはダビデの家臣を捕らえ、ひげを半分そり落とし、衣服も半分、腰から下を切り落として追い返した」(4節)。

「人の善意を踏みにじるのか!」と怒り心頭に発しても不思議ではない状況である。しかし、ダビデは冷静に対処した。彼は、「人を遣わして」、辱めを受けた家臣たちを「迎えさせ」「ひげが生えそろうまでエリコにとどまり、それから帰るように」と言って、彼らを匿った(5節)。そして、アンモン人の出方を見守った。

 アンモン人は、自分たちのしたことがダビデの憎しみをかったと悟ると」、仲間の王たちに進軍を「要請し」ダビデに戦いを仕掛けてきた(6節)。この動きを見たダビデは、ここで初めて「全軍」を召集し、アンモン人を迎え撃つために彼らを「送り出した」(7節)。こうして、元々意図しなかった戦いが始まってしまった。

 疑いは恐れを生み出し、恐れは争いを生み出し、争いは悲劇を生み出す。一方、信仰は安心を生み出し、安心は和解を生み出し、和解は喜びと幸福を生み出す。主なる神への信仰と信頼によって歩み続けたいものである。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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