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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 サムエル記下9章

聖書日課 サムエル記下9章(新共同訳 旧約p.493)

 かつてダビデがサウル王に命を狙われていた時、ダビデを愛したヨナタンは、ダビデと誓いを交わして言った。

「主がダビデの敵をことごとく地の面から断たれるときにも、あなたの慈しみをわたしの家からとこしえに断たないでほしい」(サムエル記上20章15節)。

 今、ダビデイスラエルの王となり、彼の敵は「ことごとく地の面から断たれ」ダビデは名実共にイスラエルの支配者となった。この時、ダビデは、かつてヨナタンと交わした誓いを思い出した。いや、ヨナタンとの誓いは、ダビデの心の中にずっとあっただろう。そして、内外共に平和を打ち立てた今、ダビデは漸くその誓いを果たすべき時が来たことを心に覚えたに違いない。

ダビデは言った。『サウル家の者がまだ生き残っているならば、ヨナタンのために、その者に忠実を尽くしたい。』サウル家に仕えていたツィバという名の者がダビデのもとに呼び出された。『お前がツィバか』と王が尋ねると、『僕でございます』と彼は答えた。王は言った。『サウル家には、もうだれも残っていないのか。いるなら、その者に神に誓った忠実を尽くしたいが。』『ヨナタンさまの御子息が一人おられます。両足の萎えた方でございます』とツィバは王に答えた」(1~3節)。

 ダビデは、「両足の萎えた」ヨナタンの息子メフィボシェトを王宮に迎え入れた(5節)。そして、かつて「サウルとその家の所有であったもの」を全て彼に与え(9節)、彼を「王子の一人のように」大切に取り扱った(11節)。メフィボシェトは、ずっとエルサレムに住」み、いつも「王の食卓に連なる」者とされた(13節)。メフィボシェトはダビデに礼をして言った」

「僕など何者でありましょうか。死んだ犬も同然のわたしを顧みてくださるとは」(8節)。

 当時の常識から言えば、前王朝の一族は一人残らず殺されるのが当たり前だった。しかし、ダビデは、ヨナタンとの誓いを何よりも優先した。そして、「死んだ犬も同然の」メフィボシェトを生かした。それは、単なる人間的な同情心や正義感ではない。ヨナタンダビデは、主への信仰によって結ばれた同志であり、主なる神が約束に誠実かつ忠実であられるように、彼らもまた主に対し、またお互いに対し、誠実と忠実を尽くして生きる者だった。つまり、ダビデの行動は、主なる神への忠誠と固く結び付いたものだった。

 主なる神への忠誠は、人への誠実・忠実と堅く結ばれている。それは、何よりも主なる神ご自身が誠実で忠実な方だからである。使徒パウロもこのように告白している。

「わたしたちは世の中で、とりわけあなたがたに対して、人間の知恵によってではなく、神から受けた純真と誠実によって、神の恵みの下に行動してきました。このことは、良心も証しするところで、わたしたちの誇りです」(コリントの信徒への手紙二 1章12節)。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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