聖書日課 申命記22章(新共同訳 旧約pp.314-316)
22章には日常生活の細かな規範が記されている。その特徴は〈配慮〉と〈区別〉である。
主なる神は、「牛」や「羊」などの家畜が「迷っている」のを見つけたら、それを見捨てず、持ち主のところに「連れ返」すよう命じている。
「同胞の牛または羊が迷っているのを見て、見ない振りをしてはならない。必ず同胞のもとに連れ返さねばならない」(1節)。
持ち主はきっと探しているに違いない。途方に暮れているかも知れない。そのように他者の身になって想像する心を教えている。
この心は「天の父の御心」を啓示している。イエス・キリストは、救い主を知らない人々を「迷い出た一匹」の羊に喩えた(マタイによる福音書18章12節)。そして、ご自分は「失われたものを捜して救うために来た」と言われた(ルカによる福音書19章10節)。主なる神にとって「失われたもの」を見て、「知らぬふりをしてはならない」というのである(1節、新改訳)。
人生の目的も喜びも知らずに、罪の中をさまよっている人を見て、私達は「見ない振りをしてはならない」。本来の所有者、創造主である神の御許に返さなければならない。
西原新生バプテスト教会
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