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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 出エジプト記12章

聖書日課 出エジプト記12章(新共同訳 旧約pp.111-114)

 いよいよ最後の災いがエジプトを襲おうとしていた。それは、「エジプトの国のすべての初子」が死ぬという恐ろしい災いである。

「その夜、わたしはエジプトの国を巡り、人であれ、家畜であれ、エジプトの国のすべての初子を撃つ。また、エジプトのすべての神々に裁きを行う。わたしは主である」(12節)。

 これまで何度も主なる神の警告が与えられてきた。にもかかわらず、ファラオは心を頑なにして主なる神に反抗し続けてきた。

 しかし、「神は、人から侮られることはありません。人は、自分の蒔いたものを、また刈り取ることになるのです」(ガラテヤの信徒への手紙6章7節)。また、人間の反逆が、主なる神の計画を止めることも出来ない。結局、ファラオとエジプトの民は、罪の刈り取りをすることになった。初子の死は、最終的な裁きとして、エジプト中の家に下された(29節)。

 一方、神の民イスラエルの家は、小羊の血の故に災いから免れた。主なる神の裁きは、小羊の血の故に過ぎ越された。

「あなたたちのいる家に塗った血は、あなたたちのしるしとなる。血を見たならば、わたしはあなたたちを過ぎ越す。わたしがエジプトの国を撃つとき、滅ぼす者の災いはあなたたちに及ばない」(13節)。

 主なる神に反逆したエジプトの初子は撃たれ、主なる神に従うイスラエルの初子は、小羊の血によって過ぎ越される。これは、「神の小羊」イエス・キリストが十字架の上で血を流して死んで下さったことによって(ヨハネによる福音書1章29節)、信じる者の全ての罪が赦され、永遠の滅びから救われて、永遠の命の中に生かされるという、新しい契約の成就を指し示す出来事である。こうして、イスラエルの民は、主なる神の御業によって、一夜にしてエジプトから解放され、約束の地に向かって旅立つことになった(37節)。

 人は自分の蒔いたものを刈り取ることになる。そして、人の反逆にもかかわらず、主なる神の御計画は必ず成就する。それは、主なる神の御栄光が顕される時でもある。この場合、主なる神の御栄光とは何だろうか? それは、罪に対する裁きとして顕された義であり、小羊の身代わりの血に顕された愛と憐れみである。その意味で、この〈過越〉は、主なる神の義と愛による人間の救いと解放という、聖書の中心的なメッセージを伝える大切な出来事として、代々にわたってイスラエルの中で祝われてきた。

「この日は、あなたたちにとって記念すべき日となる。あなたたちは、この日を主の祭りとして祝い、代々にわたって守るべき不変の定めとして祝わねばならない」(14節)。

 しかし、これは単なる昔話ではない。イエス・キリストを信じる私達も、今、主なる神の裁きの過ぎ越しを約束された者として愛され、生かされ、守られている。だから、私達もこの恵みを心から感謝し祝う者でありたい。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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