聖書日課 ヨハネの手紙一5章(新共同訳 新約pp.446-447)
永遠の命とは何だろうか。それは、肉体の命が永遠に続くことではなく、御子イエス・キリストとの結び付きである。
「その証しとは、神が永遠の命をわたしたちに与えられたこと、そして、この命が御子の内にあるということです。御子と結ばれている人にはこの命があり、神の子と結ばれていない人にはこの命がありません」(11~12節)。
イエス・キリストを主と信じ、愛し、従う交わりの中にあること、それが永遠の命である。そしてヨハネは、この命の中に生きる者は皆、世に打ち勝つと言っている。
「神から生まれた人は皆、世に打ち勝つからです。世に打ち勝つ勝利、それはわたしたちの信仰です。だれが世に打ち勝つか。イエスが神の子であると信じる者ではありませんか」(4~5節)。
何故「イエスが神の子であると信じる者」は「世に打ち勝つ」のだろうか。それは、イエス・キリストが、十字架によってこの世を支配する悪魔を打ち破り、勝利されたからである。悪魔は、罪に陥った私達を主なる神の愛と恵みから引き離し、失望、落胆、憎しみと怒りの中に滅ぼそうとする。しかし、イエス・キリストは、私達を愛し、私達の身代わりとなって十字架に命を献げて下さった。それによって、私達は、罪から贖い出され、喜びと平安、愛と希望の中にいきいきと生きる者とされた。
私達は信仰によってイエス・キリストと結ばれている。それ故、たとえ何が起ころうとも、決して失望したり、落胆することはない。私達は、イエス・キリストの愛に包まれ守られているからである。
だから、私達はいつも、目に見える出来事や状況ではなく、悪魔を打ち破られたイエス・キリストに目を留め、信頼しよう。そうすれば、私達は世に打ち勝つことが出来る。失望や落胆から解放され、希望と勇気をもって力強く生きる者となることが出来る。
今私達は、イエス・キリストに結ばれているだろうか。イエス・キリストに目を留め、信頼しているだろうか。御子と結ばれている人には永遠の命がある。そして、主なる神から生まれた人は皆、世に打ち勝つ。
西原新生バプテスト教会
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