聖書黙想 創世記7章1~16節(新共同訳 旧約pp.5-6)
「雄と雌」
「清い動物も清くない動物も、鳥も地を這うものもすべて、二つずつ箱舟のノアのもとに来た。それは神がノアに命じられたとおりに、雄と雌であった」(8〜9節)。
聖書には、箱舟に入った動物が「雄と雌」であったとはっきり書いてある。洪水後、「全地の面に子孫が生き続ける」ためである(3節)。それは主なる神が定められた秩序であり、その秩序によってそれぞれの種も保たれる。
人間も同じである。主なる神は人を「男と女に創造され」(1章27節)、二人が「一体となる」ことによって家庭が作られ(2章24節)、社会が作られ、国々が作られていくようにされた。
ところが、近年、人間は、この主なる神の秩序に戦いを挑み、それを破壊しようとしている。いわゆる「ジェンダー」の問題である。「性差別」に反対する運動は、本来女性を謂れのない差別から守るものだった。ところが今では、男性も「私は女性だ」と自己申告すれば女性になれるようになり、却って女性の権利が脅かされている。
ノアの箱舟の物語は、主なる神の裁きだけでなく、回復の物語でもあり、正しい男女の関係が社会の回復になくてならないものであることを示唆しているように思われる。
祈り
天のお父様、あなたの創造の秩序に立ち帰る時、人は最も幸いであることを教えて下さい。今の乱れた社会に回復を与えて下さい。
西原新生バプテスト教会
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