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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 ホセア書1章

聖書日課 ホセア書1章(新共同訳 旧約p.1403)

 ホセアは、紀元前8世紀の中頃から後半にかけて、北イスラエル王国で活躍した預言者である。当時イスラエル「ヤロブアム」王によってダビデ王以来の繁栄を回復していた(1節)。しかし、反面、人々は繁栄に胡坐をかいて堕落し、異教の偶像を取り入れて淫乱な生活を続けていた。そのため裁きと滅亡の日が近づきつつあった。或る日、主はホセアに言われた。

「行け、淫行の女をめとり/淫行による子らを受け入れよ。この国は主から離れ、淫行にふけっているからだ」(2節)。

 これは、結婚後に不倫の罪を犯した妻とその子を受け入れよという、主なる神の命令であった。何と衝撃的な命令だろう! しかし、それは主なる神への愛と従順を捨てて偶像に走っていたイスラエルを、主なる神がなお愛して下さっていることの証しでもあった。

 その一方で、妻「ゴメル」「産んだ」3人の子供の名前には、主なる神の愛を裏切り続ける民への厳しい裁きの意味が込められていた(3節)。長男の名「イズレエル」は、北王国の「イエフの王家」が絶たれた地の名であり、北イスラエル王国の滅亡を象徴していた(4~5節)。また、長女の名「ロ・ルハマ」「憐れまれぬ者」(6節)、次男の名「ロ・アンミ」「わが民でない者」という意味で(8節)、いずれも罪を犯し続ける民の行く末が暗示されていた。

 イスラエルの度重なる裏切りにもかかわらず、主なる神は彼らをなお愛し、なお赦して、受け入れ続けて下さった。そして、やがてそのために、主なる神は独り子イエス・キリストを十字架にかけることさえして下さった。預言者ホセアは、そのような主なる神の愛と誠実を、自分自身の生き様を通して、その時代の人々に訴え続けた。「それでも主なる神はあなたがたを愛しておられる!」と。

 あなたはそのような主なる神の熱い愛を本気で受けとめて生きているだろうか。

祈り
 愛する天のお父様、あなたの尊い御名を心からほめたたえます。今日もあなたの絶大な恵み、変わることのない愛の中に握り、御前に引き出して下さったことを心から感謝致します。

 主よ、愛するに値しない者、あなたを裏切り、自ら汚れと罪の中に入り込んでいく者を、あなたは愛して下さいました。私の悪い行いによって私を裁かず、滅ぼさず、ただ、あなたが私をあなたの子供として下さったという、そのことの故に、あなたは私のような者を愛して下さいました。

 悪に傾く心を持ったこの私も、あなたの温かい御手の中に握られているうちに、きっと変えられていく。その希望を胸に、今日も御前に生きることが出来るよう導いて下さい。

 主よ、苦しみの結婚生活を送っておられる多くの方のことを思います。どうか、あなたがその引き裂かれた心にあなたの御手を置いて下さい。あなたが苦しみを共にしておられること、苦しみの中にある方は一人ではないことを、どうか、あなたが教え、傍にいて支えて下さい。

 感謝して、尊いイエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119

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