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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 エゼキエル書23章

聖書日課 エゼキエル書23章(新共同訳 旧約pp.1331-1334)

 本章には、とても露骨で激しい性的描写が記されている。「オホラ」は北イスラエル「オホリバ」は南ユダを指している。この二人の姉妹は、「淫行」に明け暮れた末にその「愛人」によって殺されてしまうというのである!

「主の言葉がわたしに臨んだ。『人の子よ、かつて二人の女性がいた。彼女たちは同じ母の娘であった。彼女たちはエジプトで淫行を行った。まだ若いのに淫行を行った。その地で、彼女たちの乳房は握られ、処女の乳首は摘まれた。彼女たちの名は、姉はオホラ、妹はオホリバといった。彼女たちはわたしのものとなり、息子、娘たちを産んだ。彼女たちの名前であるオホラはサマリア、オホリバはエルサレムのことである』」(1~4節)。

 これはイスラエルとユダの信仰的堕落――偶像礼拝や政治的盟約など――を意味している。神の民イスラエルは、主なる神に信頼し聞き従うよりも、エジプトやバビロンなどの外国の力に頼り、外国の偶像を取り入れて拝むようになってしまった。

 聖書は偶像礼拝や諸外国との関係を「姦淫」の罪に喩える(5節)。それは、主なる神と神の民イスラエルが、夫と妻、即ち夫婦に喩えられるような深い関係にあるからである。結婚は、他の異性との関わりを排除することの上に成立する。もし夫と妻の間に他の異性が入り込むなら、結婚関係は崩壊に向かう。

 それ故、イスラエルとユダが、主なる神への信仰を捨ててエジプトやバビロンと盟約を交わし、偶像を取り入れて忌まわしい儀式を行うことは、信仰的・宗教的な「姦淫」と見なされた。実際、そのような偶像のある聖所では、神殿娼婦による淫らな性的儀式が行われていた。

 こうして、夫である主なる神を裏切って「姦淫」の罪を犯したイスラエルとユダは、遂にその不貞と「淫行」の責めを自ら負うことになった。主なる神は、彼女達を「恐怖と略奪の的」とし(46節)、愛人の手によって「打ち殺」され、「剣で切り倒」されるようにされた(47節)。しかし、その時主は言われた。

「こうして、わたしはこの地の不貞をやめさせる。すべての女たちはこれに学び、お前たちの不貞に従うことはない。お前たちの不貞の報いはお前たちに帰し、お前たちは偶像による過ちの責めを負わねばならない。そのとき、お前たちはわたしが主なる神であることを知るようになる」(48~49節)。

 裁きは、滅ぼすためではなく、「不貞をやめさせる」ための最終手段だった。それによって、彼女達が再び「わたしが主なる神であることを知るようになる」ために…。ここにも、主なる神の愛と義が表されている!

祈り
 愛する天のお父様、あなたの尊い御名を心からほめたたえます。今日もあなたの恵みと慈しみの中、御前に引き寄せていただいたことを心から感謝致します。

 主よ、今日、もう一度、この心をあなたの御前に差し出します。私の心は、貪欲に支配されていないでしょうか。偶像礼拝の芽が私の中にないでしょうか。あなたに連なる枝として、あなただけに依り頼み、あなただけを自分の喜びとしているでしょうか。あなたの命を受け、その命の実を結んでいるでしょうか。

 主よ、今日一日、あなたとの関係を確認しながら、あなたの中にある枝として、あなたに留まることが出来るよう、助けて下さい。

 歩む一歩一歩の道であなたとあなたの言葉を覚えることが出来ますよう、導いて下さい。

 感謝して、尊いイエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119

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