聖書日課 箴言16章(新共同訳 旧約pp.1011-1012)
主なる神は私達の心の「内に働」かれる。私達の思いや願望を通して主なる神のご計画が示され、実現されていく。
「あなたがたの内に働いて、御心のままに望ませ、行わせておられるのは神であるからです」(フィリピの信徒への手紙2章13節)。
大切なことは、私達の願いや思いが、主なる神の「御心」と一つとなっていることである。自己中心な思いを捨て、御言葉と祈りによっていつも主と交わり、主の御声に聞き従って歩むならば、「計らうことは固く立つ」。
「人間は心構えをする。主が舌に答えるべきことを与えてくださる。人間の道は自分の目に清く見えるが/主はその精神を調べられる。あなたの業を主にゆだねれば/計らうことは固く立つ」(1~3節)。
「主に喜ばれる道を歩む人を/主は敵と和解させてくださる」(7節)。
この言葉から「平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる」というイエス・キリストの教えが思い浮かぶ(マタイによる福音書5章9節)。
「平和」は、「主に喜ばれる道を歩む」ことから生まれてくる。主が「敵と和解させてくださる」からである。ここでも大切なことは、主の御心に聞き従っていくことである。私達が主との交わりを喜び楽しみ、主の御心に従って歩む時、主ご自身が「平和を実現」して下さり、その時私達は「神の子と呼ばれる」。「神の子」とは、「平和を実現する人々」のことである。
「白髪は輝く冠、神に従う道に見いだされる」(31節)。
主なる神の御心と一つになって、「平和を実現」しつつ歩む人生にとって、年齢を重ねることは「輝く冠」となる。老いを恐れる人生ではなく、老いてますます輝く人生を歩みたいものである。
「だから、わたしたちは落胆しません。たとえわたしたちの『外なる人』は衰えていくとしても、わたしたちの「内なる人」は日々新たにされていきます」(コリントの信徒への手紙二4章16節)。
祈り
天のお父様、あなたの尊い御名を心からほめたたえます。今日もあなたの大きな愛と恵みの中に置いて、御前に引き出して下さったことを心から感謝致します。
主よ、私達は自分が選択してきた道が正しかったか思い悩むことがあります。また、これからどのように進んでいけば良いか分からず、立ち止まってしまうことがあります。そのような時、あなたこそ私達の道です。
どうか手を取ってお導き下さい。私達の足が弱くなっても、あなたが握って下さっていたら、私達は倒れることはありません。
今、様々な問題や痛みの中でうずくまっている方がいます。主よ、どうかお一人お一人を背負って下さい。真理の道であるあなたが背負って下さることをお一人お一人が深く知ることが出来ますように。あなたの背中に全てを委ねて、休むことが出来るよう、どうかお導き下さい。
感謝して、尊いイエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00
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