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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 列王記上6章

聖書日課 列王記上6章(新共同訳 旧約pp.536-537)

「ソロモン王が主の神殿の建築に着手した」のは、「ソロモンがイスラエルの王となってから四年目」のことである。そして、それはイスラエル人がエジプトの地を出てから四百八十年目」であったと列王記は記している。

「ソロモン王が主の神殿の建築に着手したのは、イスラエル人がエジプトの地を出てから四百八十年目、ソロモンがイスラエルの王になってから四年目のジウの月、すなわち第二の月であった」(1節)。

 何故ここで出エジプトが出てくるのだろうか? それは、神殿建築がソロモン王の計画やダビデ王の願いという枠を超えて、イスラエル民族の歴史全体の中で大切な意味を持つ事業であったからに違いない。

 かつて主なる神は、エジプトを脱出したイスラエルの民に言われた。

「あなたたちは、わたしにとって祭司の王国、聖なる国民となる」(出エジプト記19章6節)。

 イスラエルは、全世界に主なる神の祝福と救いをもたらす「聖なる国民となる」ために、愛され、選ばれ、導かれた。それは、主なる神がイスラエルにお与えになった使命である。そして今、この使命が、「四百八十年」の年月を経て一つの節目を迎えようとしていた。それは、平和と繁栄を実現したイスラエルが、いよいよ全世界に向けて主なる神の祝福と救いを届けるに相応しい国となったということである。

 しかし、その平和と繁栄は、決して人間の知恵や力によるものではない。主なる神の臨在と御力によるものである。そのことを忘れてはならない。イスラエルが神の民であるのは、そこに主なる神の臨在があるからである。そして、その主なる神の臨在の象徴が神殿であった。

 ところが、ここでもう一つ、主の言葉がソロモンに臨んでいる。

「あなたが建てている神殿について、もしあなたがわたしの掟に従って歩み、わたしの法を実行し、わたしのどの戒めにも従って歩むなら、わたしは父ダビデに告げた約束をあなたに対して果たそう。わたしはイスラエルの人々の中に住み、わが民イスラエルを見捨てることはない』」(12~13節)。

 主は建物としての神殿に住むのではない。主なる神を信頼し、その教えに聞き従って生きる「人々の中に住」まわれる。これは聖書全巻を通して変わることのない真理である。だからこそ、主なる神の臨在の象徴である神殿が完成するにあたって、主なる神はもう一度この真理をソロモンに想い起こさせた。そして、これは、現代の教会とキリスト者である私達にも向けられた言葉である。

「もしあなたがわたしの掟に従って歩み、わたしの法を実行し、わたしのどの戒めにも従って歩むなら、…わたしはイスラエルの人々の中に住み、わが民イスラエルを見捨てることはない」

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
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