5章は「父の諭し」の第5弾で、全体が性的誘惑と罪に対する警告となっている。箴言には、既に2章でも、更に6章でも7章でも、同様の警告が記されている。何故何度も繰り返し同じことが警告されるのか。それが若者にとって大きな誘惑の罠であったからであるに違いない。
「わが子よ、わたしの知恵に耳を傾け/わたしの英知に耳を向けよ。そうすれば、あなたは唇に慎みを守り/知識を保つことができる。よその女の唇は蜜を滴らせ/その口は油よりも滑らかだ。だがやがて、苦よもぎよりも苦くなり/両刃の剣のように鋭くなる。彼女の足は死へ下って行き/一歩一歩と、陰府に達する。人生の道のりを計ろうともせず/自分の道から外れても、知ることもない」(1~6節)。
誘惑への対処は、それがどんなに甘く「滑らか」なものに見えても、最後には必ず苦しみと「死」に至る道であるとよく知ることである。姦淫の罪を犯して、皆が幸せになったなどという話は聞いたことがない。
「それゆえ、子らよ、わたしに聞き従え。わたしの口の言葉からそれてはならない。あなたの道を彼女から遠ざけよ。その門口に近寄るな」(7~8節)。
性的誘惑への対処の2つ目は、誘惑と戦うよりも、逃げること、遠ざかっていることである。人間は、分かっていても弱いものである。だから、誘惑をもたらすものから離れていることが一番の対処法である。花粉症も、花粉のない場所にいれば何の問題もない。誘惑のない道を歩んでいれば、誘惑に陥ることもない。
「あなたの水の源は祝福されよ。若いときからの妻に喜びを抱け。彼女は愛情深い雌鹿、優雅なかもしか。いつまでもその乳房によって満ち足り/常にその愛に酔うがよい」(18~19節)。
最後に、誘惑への最良の対処は、何よりもまず夫婦が深く愛し合って、「喜び」に満ちていることである。性の「喜び」は、主なる神が夫婦に下さった大切な祝福である。その祝福を罪によって壊すことがないように。主の教えに聞き従って、「喜び」と「祝福」に満ち溢れていることが出来るように。
西原新生バプテスト教会
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