聖書日課 詩編125編(新共同訳 旧約pp.970-971)
主なる神への信仰は、私達を雄大な「山々」のように「揺らぐこと」のない者とさせる。それは、「エルサレム」が「山々」に囲まれた堅固な都であるように、主が「御自分の民を囲んでいてくださる」からである。
「【都に上る歌。】主に依り頼む人は、シオンの山。揺らぐことなく、とこしえに座る。山々はエルサレムを囲み/主は御自分の民を囲んでいてくださる/今も、そしてとこしえに」(1~2節)。
しかし、現実の問題の前に立つ時、私達の心はそれでもやはり揺らぐのではないか。だから、詩人は祈った。
「主に従う人に割り当てられた地に/主に逆らう者の笏が置かれることのないように。主に従う人が悪に手を伸ばすことのないように。主よ、良い人、心のまっすぐな人を/幸せにしてください。よこしまな自分の道にそれて行く者を/主よ、悪を行う者と共に追い払ってください。イスラエルの上に平和がありますように」(3~5節)。
信仰とは、このような祈りに支えられてこそある。現実の「悪」を前にして、自らも「悪に手を伸ばすことのないように」と祈り、「心のまっすぐな人を/幸せにしてください」と祈り、「よこしまな」「道にそれて行く者を」「追い払ってください」と祈り、「平和がありますように」と祈る。私達を「シオンの山」のように「揺らぐこと」のないものとする信仰は、こういう絶えざる祈りと共にこそある。
西原新生バプテスト教会
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