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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 詩編5編

聖書日課 詩編5編(新共同訳 旧約pp.837-838)

 ダビデは、苦しみの中で主なる神に助けを求めて叫び祈った。彼にとって、主なる神は「わたしの王」であり、「わたしの神」と呼ぶことが出来るほど、親しい関わりのある方だった。

「主よ、わたしの言葉に耳を傾け/つぶやきを聞き分けてください。わたしの王、わたしの神よ/助けを求めて叫ぶ声を聞いてください。あなたに向かって祈ります」(2~3節)。

 特に、4節の御言葉を私達は心に留めたい。

「主よ、朝ごとに、わたしの声を聞いてください。朝ごとに、わたしは御前に訴え出て/あなたを仰ぎ望みます」(4節)。

 ダビデは、「朝ごとに」主を「仰ぎ望み」祈っていた。勿論、私達はいつでも祈るべきであるが、特に一日の初めに主の御前にひれ伏し祈ることは、大きな恵みと祝福の時となる。

 ダビデの周辺には、ダビデに敵対して、彼を陥れようとする者がいた。それは、主なる神に立てられた王に対して敵対する者であり、その意味で、主なる神御自身に敵対する者であった。それ故、ダビデは主なる神に祈った。

「彼らの口は正しいことを語らず、舌は滑らかで/喉は開いた墓、腹は滅びの淵。神よ、彼らを罪に定め/そのたくらみのゆえに打ち倒してください。彼らは背きに背きを重ねる反逆の者。彼らを追い落としてください」(10~11節)。

 これは詩編の中に時々登場する〈呪いの詩編〉と呼ばれるものである。敵対する者の滅びと裁きを求める訴えであり祈りである。しかし、この訴えは、決して個人的な憎しみや怒りに駆られて報復や復讐を求めるものではない。主なる神の公正な裁きを求め訴える祈りである。裁きと復讐は主なる神にお任せする、それが聖書の原則である。使徒パウロもこう記している。

愛する人たち、自分で復讐せず、神の怒りに任せなさい。『「復讐はわたしのすること、わたしが報復する」と主は言われる』と書いてあります。『あなたの敵が飢えていたら食べさせ、渇いていたら飲ませよ。そうすれば、燃える炭火を彼の頭に積むことになる。』悪に負けることなく、善をもって悪に勝ちなさい」(ローマの信徒への手紙12章19~21節)。

 怒りや恐怖に駆られて復讐するのではなく、「飢えてい」る敵に「食べさせ」「渇いてい」る敵に「飲ませ」る。そう出来たらどんなに気分が良いことだろう。朝ごとの日々の祈りは、私達をそのようなことが出来る者に変えてくれるものなのではないか。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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