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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 ネヘミヤ記10章

聖書日課 ネヘミヤ記10章(新共同訳 旧約pp.755-756)

 城壁を再建し、主の律法を学び、罪の告白をしたイスラエルの人々は、次に、「神の律法に従って歩み」「主の戒めと法と掟をすべて守って、実行することを誓」って誓約書をしたため(30節)、「捺印を添え」て確約した(1節)。10章には、その誓約に加わった人々のリストと誓約の内容が記されている。

「これらすべてを顧みて、わたしたちはここに誓約して、書き留め、わたしたちの高官、レビ人、祭司の捺印を添える」(1節)。

「そのほかの民、祭司、レビ人、門衛、詠唱者、神殿の使用人、この地の民と関係を断って神の律法のもとに集まったすべての者も、妻、息子、娘、また理解できる年齢に達したすべての者と共に、そのまことに貴い兄弟たちに協力するものであり、神の僕モーセによって授けられた神の律法に従って歩み、わたしたちの主、主の戒めと法と掟をすべて守り、実行することを誓い、確約するものである」(29~30節)。

 異邦人との結婚の禁止(31節)、安息日の商売の禁止(32節)、「七年ごと」の安息の年の実行(32節)、そして、「神殿での奉仕のため」献金や様々な「献げ物」に関する律法の遵守などが(33~34節)、その内容となっており、「わたしたちは決してわたしたちの神殿をおろそかにしません」という言葉で終わっている(40節)。

 それまでの自己中心のあり方を反省し、主なる神を中心として、その教えに従って生きることを確認したこの誓いは、彼らの心からの思いであり願いであったことだろう。彼らの強い意気込みと決心を感じる。

 しかし、人間の決心と意気込みは、決して完全なものではない。残念ながら、そこにはいつも不完全さと不安定さが付きまとう。それが集団であれば尚更である。個人的な誓いであれば、それを全うすることの出来る強い意志を持った人もいるかも知れない。しかし、社会全体がそのような誓いを全うするというのは実に難しいことである。事実、ネヘミヤ書には、この少し後に、律法への違反者が存在したことが記されている(13章)。

 とても悲観的になってしまいそうだが、聖書は、そういう人間の現実を見据えた上で、真の解決を与えてくれている。それが新しい契約であり、主なる神の御子イエス・キリストの十字架による贖いである。イエス・キリストは、意志や努力や頑張りではどうすることも出来ない人間の罪と弱さを全て引き受け、身代わりに十字架に架かって下さった。ここに真の赦しがあり救いがある。そして、それは100%完全で安定した救いである。ここに、そしてここにのみ、私達の真の希望がある。

祈り

 愛する天のお父様、あなたの尊い御名を心からほめたたえます。今日もあなたの大きな憐れみ、深い慈しみの中に置いて、御前に近く引き寄せて下さったことを心から感謝致します。

 主よ、あなたの御子イエス・キリスト尊いご自分の血を献げ、私達の贖いをなし、私達が霊と真理をもって礼拝することが出来るよう、全てを備えて下さいました。あなたの十字架の贖いによって私達は礼拝者とされました。主よ、それに付け加えるものは何もありません。

 主よ、今あなたの贖いに感謝し、この地に礼拝を確立していくために、私達の献げる小さな献げ物をお受け下さい。私達も献げ物をし、自分自身を献げることを学んでいくことが出来ますように。また、一人一人が神殿の柱として成長し、新しくあなたを求めようとする人を迎え入れ、支えることが出来る者となれますよう、励まし、導いて下さい。

 弱っている方、苦しみ、痛みの中にある方の傍に、今日もあなたご自身が共にいて守り支えて下さい。お一人お一人の口に表すことの出来ない思いをあなたが受けとめ、安心と平和を満たして下さいますよう、心からお願い致します。

 感謝して、尊いイエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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