聖書日課 歴代誌下31章(新共同訳 旧約pp.712-713)
ヒゼキヤ王による迅速かつ徹底した改革は、忽ち神の民の心を振るわせ、行動へと駆り立てた。彼らは、イスラエル中の「町々に出かけて」行って、偶像を「切り倒し」、「聖なる高台と祭壇を破壊し」、これらをユダとイスラエルの全土から「徹底的に除き去った」。
「このようなことがすべて終わると、そこにいたすべてのイスラエル人はユダの町々に出かけて、石柱を砕き、アシェラ像を切り倒し、聖なる高台と祭壇を破壊し、ユダ全土、ベニヤミン、エフライム、マナセからそれらを徹底的に除き去った。こうしてイスラエルの人々は皆、それぞれ自分の町、自分の所有地に帰って行った」(1節)。
また、ヒゼキヤ王は、「祭司とレビ人の組分けを行い」、彼らが主の教えに従って神殿における奉仕をするように定めた。そして、「祭司とレビ人が主の律法のことに専念するため」に、「自分の財産から」献げるべき分をささげ、「エルサレムに住む民」にも、主の律法に従って、献げ物をささげるよう命じた(3~4節)。
「ヒゼキヤは祭司とレビ人の組分けを行い、その組ごとに、主の陣営の門の中で、祭司とレビ人がそれぞれの任務に従って焼き尽くす献げ物や和解の献げ物をささげ、感謝し、賛美しながら奉仕するように定めた」(2節)。
ヒゼキヤの命令に人々は喜んで応えた。
「この命令が伝わると、イスラエルの人々は穀物、ぶどう酒、油、蜜など、畑のあらゆる産物の初物を大量にささげ、またあらゆる物の十分の一を大量に運んで来た」(5節)。
しかも、それは「第三の月」から「第七の月」までずっと続いた(7節)。積み上げられた献げ物が余りにも多かったので、それを見た「ヒゼキヤと高官たち」は、「主とその民イスラエルをたたえた」ほどであった(8節)。それは、人々の心に湧き上がった喜びが、いかに大きく深いものであったかの表れと言っていいだろう。
あらゆる偶像から離れて主に立ち帰る時、私達の内には、大きな喜びと生きる力が湧き上って来る。偶像にも、物にも縛られない、自由で活き活きとした意欲が湧いて来る。そのような喜び、そのような意欲に満たされて生き続けたい。何よりも、それが主なる神の願いであり約束であるのだから。
「希望の源である神が、信仰によって得られるあらゆる喜びと平和とであなたがたを満たし、聖霊の力によって希望に満ちあふれさせてくださるように」(ローマの信徒への手紙15章13節)。
西原新生バプテスト教会
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