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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 歴代誌上6章

聖書日課 歴代誌上6章(新共同訳 旧約pp.634-636)

 5章27節から6章にかけてレビ人の系図が記されている。実は、歴代誌の系図が、ユダ族と並んで最も力を入れているのがレビ族である。それは、彼らが人々の罪の贖いのために神殿で主なる神に仕える祭司の一族で、礼拝の民イスラエルの国家再建にとって重要な役割を果たす人々だったからである。

 その一方で、この系図には、偉大な指導者モーセの名前が見られるものの(5章29節)、彼については、その名が記されているだけでしかない。それは、モーセの働きについては他の書に十分書かれているということもあるが、歴代誌が礼拝の民の再建のために記された書だからだろう。その執筆目的に従って、モーセの人間的な偉大さや働きについては省略されている。とにかく、この書は〈礼拝〉にまっすぐ焦点が当てられている。

 それ故、レビ族については単に系図だけでなく、神殿における礼拝の奉仕者のリストなども紹介されている(16~38節)。そのリストの筆頭は「詠唱者」、即ち主なる神に讃美を献げる「任務に就いた者」のリストである(16~32節)。

「神の箱が安置されたとき以来、ダビデによって主の神殿で詠唱の任務に就けられた者は次のとおりである。ソロモンがエルサレムに主の神殿を築くまで、彼らは幕屋、すなわち臨在の幕屋の前で詠唱者として仕え、その規則に従って任務に就いた」(16~17節)。

 代表者は、「ヘマン」(18節)、その「兄弟アサフ」(24節)、「エタン」(29節)の3人である。彼らの名は詩編の表題の中にも登場する。詩編は元々音楽付きで神殿で歌われたものと思われる。更に歴代誌は、彼らの系図と共に奉仕の時の立ち位置まで丁寧に記している(24節、29節)。この書がいかに礼拝を重視し、またその中でも主なる神への讃美を大切にしているかがよく分かる。

 私達はどうだろうか。私達は礼拝をどれほど大切にしているだろうか。また、礼拝の中で讃美をどれほど重要なものとして受けとめているだろうか。多くの教会の礼拝プログラムは、主なる神の招きの言葉(招詞)によって始まり、主なる神の祝福(祝祷)によって終わる。そして、礼拝の中心は主なる神のメッセージ(宣教)である。礼拝では、主なる神の御声を聞き、主なる神の祝福をいただく。

 しかし、同時に礼拝は、主なる神の御声を聞き、祝福を受けた私達からの主なる神に対する応答があって初めて成立するものである。主なる神の働きかけと私達の応答、即ち、主なる神と人の生きた交わりこそが礼拝の本質だからである。讃美や祈りや献金は、まさにその応答の大切な手段である。だから、これらのどれが欠けても礼拝は不十分なものとなってしまう。主に喜ばれる礼拝をお献げするためにも、讃美の意味、讃美の喜び、讃美の力を、しっかり味わい保ち続けたいと思う。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
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