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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 サムエル記下8章

聖書日課 サムエル記下8章(新共同訳 旧約pp.492-493)

 或る日、主なる神は預言者ナタンを通してダビデに言われた。

「わたしの民イスラエルの上に士師を立てたころからの敵をわたしがすべて退けて、あなたに安らぎを与える」(7章11節)。

 8章は、この主の約束が次から次に実現されていったことが記されている章である。ペリシテ人、モアブ人、ツォバの王ハダドエゼル、アラム人、アンモン人、アマレク人…「主はダビデに、行く先々で勝利を与えられ」ダビデの前に立ちはだかる敵は全て討ち破られた。

ダビデはアラムを討って帰る途中、塩の谷でエドム人一万八千を討ち殺し、名声を得た。彼はエドムに守備隊を置くことにした。守備隊はエドム全土に置かれ、全エドムはダビデに隷属した。主はダビデに、行く先々で勝利を与えられた。ダビデは王として全イスラエルを支配し、その民すべてのために裁きと恵みの業を行った」(13~15節)。

 ここに、イスラエルの民がヨルダン川を渡って約束の地カナンに入って以来、最大の領土が実現した。

 しかし、それは、かつてアブラハムに主なる神がお与えになった祝福の約束の実現でもあることを忘れてはならない(創世記12章1~3節)。主なる神のご計画は、実に遠大である。

 私達は、せいぜい自分とその家族、そして自分と同じ時代を生きる人々に視野を向けるのが精一杯かも知れない。しかし、アブラハムに与えられた主なる神の約束は、アブラハムやその家族を遥かに超えて、何百年、何千年、いや人間の歴史全体にわたる約束であり祝福である。その約束は今、ダビデとその王座への祝福として確かに引き継がれた。更に、ダビデに引き継がれた祝福の約束は、地上にお生まれになった神の御子イエス・キリストによって100%完成された。そこに全ての人々のための罪の赦しと救い、清めと満たし、そして永遠の命と祝福の道が開かれた。

 このように、アブラハムから始まった祝福は、ダビデへと引き継がれ、やがて主イエス・キリストの十字架によって完成され、そして今ここに生きる私達の上に注がれている。そう考えると、何千年も昔のダビデの勝利は、歴史を超えて同じ主を信じる私達にとっても、決して無関係ではないことが分かる。ダビデ「行く先々で勝利を与えられた」主なる神は、今イエス・キリストを主と信じる私達と共にいて、その「行く先々で勝利を与え」て下さる。

「勝利を得る者を、わたしは自分の座に共に座らせよう。わたしが勝利を得て、わたしの父と共にその玉座に着いたのと同じように」(ヨハネの黙示録3章21節)。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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