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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 列王記上4章

聖書日課 列王記上4章(新共同訳 旧約p.533)

 4章から5章前半にかけて、ソロモン王の統治とその繁栄の様子が記されている。

 初めに、1~6節で、ソロモン王の統治を支えた「高官たち」の名が記されている。

「ソロモン王は全イスラエルの王となった。その高官たちは次のとおりである。ツァドクの子アザルヤ、祭司。シシャの二人の子エリホレフとアヒヤ、書記官。アヒルドの子ヨシャファト、補佐官。ヨヤダの子ベナヤ、軍の司令官。ツァドクとアビアタル、祭司。ナタンの子アザルヤ、知事の監督。ナタンの子ザブド、王の友で、祭司。アヒシャル、宮廷長。アブダの子アドニラム、労役の監督」(1~6節)。

 興味深いのは、その殆どが彼の父ダビデを支えてきた人々の子供であることである。それは、ソロモンがダビデの正統な継承者であり、その治世もダビデの治世の継承の上にあることを表している。また、主が「あなたの王座はとこしえに堅く据えられる」ダビデに言われた約束の成就でもあった(サムエル記下7章16節)。

 とはいえ、ソロモンの治世は単にダビデの継承に過ぎなかったわけではない。ダビデの統治が戦いと力によるものであったのに対し、ソロモンの統治は、主なる神の義と知恵による統治であった。また、ダビデの治世が拡大と発展の時代であったのに対し、ソロモンの治世は安定と繁栄の時代だった。

 7節以降には、ソロモンがイスラエル全国」「置いた」「十二人の知事」の名が記されている。これはソロモンの治世が制度的に整えられたものであったことを表している。国の繁栄と安定化には、組織的・制度的整備が欠かせない。ソロモンの知恵と繁栄は、このような面にも表されている。

 4章の最後の1節は、ソロモンの治世下の繁栄を一言でまとめたものとなっている。

「ユダとイスラエルの人々は海辺の砂のように数が多かった。彼らは飲み食いして楽しんでいた」(20節)。

 多くの国民と豊かで平和な生活。それは確かに繁栄の象徴と言える。しかし、忘れてはならないのは、この繁栄が主なる神の祝福によってもたらされたということである。しかも、「海辺の砂のように数が多かった」という表現からも思い出されるように、この祝福は、アブラハムに与えられた約束の成就として与えられたものでもある(創世記13章16節)。

 主なる神のご計画は何と遠大で、主なる神の約束は何と確かなものだろう! そして、この祝福の約束は今、イエス・キリストに信頼する私達にも与えられている。

「あなたがたは、もしキリストのものだとするなら、とりもなおさず、アブラハムの子孫であり、約束による相続人です」(ガラテヤの信徒への手紙3章29節)。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

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