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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 列王記上2章

聖書日課 列王記上2章(新共同訳 旧約pp.528-531)

「死期が近づいた」ダビデは(1節)、王子ソロモンに戒めの言葉を残している。

「わたしはこの世のすべての者がたどる道を行こうとしている。あなたは勇ましく雄々しくあれ。あなたの神、主の務めを守ってその道を歩み、モーセの律法に記されているとおり、主の掟と戒めと法と定めを守れ。そうすれば、あなたは何を行っても、どこに向かっても、良い成果を上げることができる。また主は、わたしについて告げてくださったこと、『あなたの子孫が自分の歩む道に留意し、まことをもって、心を尽くし、魂を尽くしてわたしの道を歩むなら、イスラエルの王座につく者が断たれることはない』という約束を守ってくださるであろう」(2~4節)。

「主の掟と戒めと法と定め」に聞き従うなら、「何を行っても、どこに向かっても、良い成果を上げることができる」(3節)、また「王座につく者が断たれることはない」と約束されている(4節)。主なる神の祝福の原則は、アブラハムへの祝福以来(創世記12章1~3節)、一貫して有効であり変わることはない。勿論、祝福の内容は人によって違いはある。しかし、祝福の原則と本質は、王であっても誰であっても変わることはない。だからこそ、ダビデは、この原則を最期にもう一度確認しておきたかったに違いない。

 その上で、ダビデはソロモンにもう一つ言い残した。それは、ソロモン王を取り巻く人々の処遇についてである。

 その一人は軍の司令官ヨアブである。彼は、これまで何度もダビデの意に反した行動を取り、「平和なときに戦いの血を流し」てきた(5節)。その上、最近では、アドニヤを擁立してイスラエルの王にしようとした(1章7節)。そのため、ダビデは、自分の死後ヨアブを討つよう命じた(6節)。

 またダビデは、かつてアブサロムがクーデターを起こした時に、都落ちするダビデ「激しく」「呪った」ベニヤミン人シムイを討つように命じた(8~9節)。彼もまた、ソロモン王の支配を揺るがす危険性のある人物だった。

 その一方で、ダビデは、「ギレアド人バルジライの息子たちには慈しみ深くし」、王の「食卓に連なる者とせよ」と命じた。それは、バルジライが逃亡中のダビデ「助け」たからである(7節)。

 主なる神の約束に立ち、主の教えに聞き従うこと。危険をもたらす人物を避け、慈しみを与えてくれた人々への感謝を忘れないこと。これがダビデの戒めであった。そして、これらは皆ソロモン王の支配を確立するための忠告だった。私達も心すべき忠告である。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
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