8章では「アロンとその子ら」の祭司任職式について記されている。「任職式」は、「モーセを通して主が命じられた」教えに従って、「七日にわた」って執り行われた。
「あなたたちは七日にわたる任職の期間が完了するまでは、臨在の幕屋の入り口を離れてはならない。任職式は七日を要するからである。今日執り行ったことは、あなたたちのために罪を贖う儀式を執行せよという主の御命令によるのである。あなたたちは臨在の幕屋の入り口にとどまり、七日の間、昼夜を徹して、主の託せられたことを守り、死ぬことのないようにしなさい。わたしはそのように命じられている。アロンとその子らは、モーセを通して主が命じられたことすべてを、そのとおり実施した」(33~36節)。
任職式の内容は、次の通りである。
まず、「アロンとその子ら」、およびイスラエルの「共同体全員」が「臨在の幕屋の入り口に集まった」(2~4節)。
次に、モーセによって「アロンとその子ら」が「水で清め」られた(6節)。彼らは祭司の装束を着る前に、まず体を清める必要があった。
続いて、「幕屋とその中のすべてのもの」、そして大祭司に「聖別の油」が注がれ「清め」られた(10~13節)。「油注がれた祭司」(4章3節、5節など)とは、大祭司のことである。
その後、任職のために「贖罪の献げ物」(14~17節)、「焼き尽くす献げ物」(18~21節)、「任職の献げ物」(22~29節)がささげられた。「任職の献げ物」では、「雄羊」の「血」が祭司の「右の耳たぶ、右手の親指、右足の親指に塗」られ、血の残りが「祭壇の四つの側面に注ぎかけ」られた(22~24節)。
水の洗い、油注ぎによる聖別、献げ物と血、キリスト者は皆これらを経験している。即ち、水によるバプテスマ、聖霊の油注ぎ、イエス・キリストの十字架の血による贖いによって救われた者は皆、この世界に対する祭司の役割をもいただいている。それは、人々の罪を贖い清め、主なる神と人々の交わりを回復する役目である。
どのようにしてそれが出来るのか? 祈りと御言葉によって主に仕え、主と共にある喜びと感謝と愛の中に生きることによってではないか。
西原新生バプテスト教会
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