6章には、これまで記されてきた各種の献げ物の規定の施行細則が記されている。
その始めにあるのが、「焼き尽くす献げ物」についての細則である。それによると、「焼き尽くす献げ物」は、「祭壇の炉の上に夜通し」置かれ、「祭壇の火を燃やし続け」た。
「主はモーセに仰せになった。アロンとその子らに命じて言いなさい。焼き尽くす献げ物についての指示は次のとおりである。焼き尽くす献げ物は祭壇の炉の上に夜通し、朝まであるようにし、祭壇の火を燃やし続ける。朝、祭司は亜麻布の衣服を着け、亜麻布のズボンをはいて肌を隠し、祭壇の上で燃やした献げ物の燃え滓を祭壇の端にかき寄せ、別の衣服に着替え、燃え滓を宿営の外の清い場所に運び出す。祭壇の上の火は絶やさず燃やし続ける。祭司は朝ごとに薪をくべ、その上に焼き尽くす献げ物を並べ、更にその上に和解の献げ物の脂肪を置き、燃やして煙にする。祭壇の上の火は常に絶やさず燃やし続ける」(1~6節)。
夜が明けると、一晩中「祭壇の上で燃やし」続けた「献げ物の燃え滓」が、「祭司」によって「運び出」された。更に、新たに「薪」が「くべ」られて、「焼き尽くす献げ物」と「和解の献げ物」がささげられた。そして、この間も、「祭壇の上の火は常に絶やさず燃やし続け」られた。
こうしてみると、幕屋は〈年中無休〉で、しかも〈24時間営業〉だったことが分かる。幕屋は、主なる神の御住まいであり、主なる神と人が祭儀(礼拝)を通して出会い、交わる場所である。そこでは、日々罪が贖われ、和解の儀式が行われた。そういう場所に、昼も夜も一年中、決して絶えることなく火が燃やし続けられたというのは、ここがいかに重要な場所であるかを表している。
主なる神は、決して「まどろむことなく、眠ることもない」(詩編121編4節)。一年中昼も夜も、いつでもどこでも、どのような状況でも、主なる神は私達との交わりを求め、私達の罪を赦し、私達を清め生かして下さる方である。
その主なる神の熱い思いが、あなたの心を包むように!
西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00
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