祈り ヨハネの黙示録2章(新共同訳 新約pp.453-455)
愛する天のお父様、あなたの尊い御名をほめたたえます。今日も御前に引き出して下さり、ありがとうございます。
天のお父様、御子イエス・キリストに初めて出会った時、あなたは、私達を覆っていた〈自分〉という殻を打ち破って下さいました。イエス・キリストの愛が私達の内を満たした時、それまで自分のことしか考えていなかった私達が、あなたのために生きたい、隣人を大切にしたいと思うようになりました。あなたの御言葉に耳を傾けるということは、何という力でしょうか。
しかし、信仰生活が長くなり、私達はあなたへの愛、隣人への愛においてどれだけ成長したでしょうか。愛の行為が習慣となり、義務となり、惰性となり、自分の力でこのことを成し遂げようとしてはいないでしょうか。そのような私達を御子イエス・キリストは招いておられます。「初めのころの愛に戻りなさい。私の愛に戻って来なさい」と。
主よ、あなたへの愛を無くし、形ばかりの教会、名前だけのクリスチャンになることがないよう、私達を憐れんで下さい。私達を「初めのころの愛」に立ち帰らせて下さい。
そして、あなたに贖われた者として、何よりも誰よりもあなたを愛し、私達をあなたのご栄光を輝かせる燭台として下さい。イエス・キリストにあって私達の内に湧き上がる命、満ち溢れる愛をもって今日一日を歩むことが出来ますように。一つ一つの選択にあなたが伴って下さり、あなたの御旨を選び取ることが出来ますよう、私達に信仰をお与え下さい。また、今日出会う方お一人お一人をあなたがどう見ておられるか、あなたの御思いに私達の心を合わせながら、お一人お一人を大切にすることが出来ますように。
感謝して、主イエス・キリストの聖なる御名によってお祈り致します。アーメン。