聖書日課 ヘブライ人への手紙8章(新共同訳 新約pp.409-410)
主なる神は、私達人間が依るべき法、生活を律する規範として、律法をお与えになった。律法には、主なる神との正しい関係のあり方、隣人との正しい関係のあり方が定められている。
だが、私達は自分の行動を縛られることを嫌う。どんなに良いものであっても、外から与えられたというだけで、私達はこれを拒絶して、自分が良いと思う道、高慢の道を歩こうとし、罪の中で身動きが取れなくなってしまう。
そのような私達を、主なる神は憐れみ、外から私達を縛るのではなく、私達の内に律法を書きつけられた。それは、主なる神ご自身が私達の心の中、存在の真中に住んで下さるということである。
「『それらの日の後、わたしがイスラエルの家と結ぶ契約はこれである』と、主は言われる。『すなわち、わたしの律法を彼らの思いに置き、彼らの心にそれを書きつけよう。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。彼らはそれぞれ自分の同胞に、それぞれ自分の兄弟に、『主を知れ』と言って教える必要はなくなる。小さな者から大きな者に至るまで/彼らはすべて、わたしを知るようになり、わたしは、彼らの不義を赦し、もはや彼らの罪を思い出しはしないからである』」(10~12節)。
私達の内にあって「正しい道はこれだ。こちらを歩め」と教えて下さる。この方の御声に聴き従う時、私達の存在は輝き、喜びに満ち溢れる。主なる神の御言葉を聴くことが喜びとなり、自ら罪から身を避けるようになる。そして、隣人を大切にしようと思うようになる。
私達の全ての罪を償うため、代わりに十字架にかかって下さった方、イエス・キリストを主として迎え入れる時、そのような人生が始まる。
このような私が赦されている。それだけでなく、イエス・キリストが私達の内に住んで下さっている。それに勝る幸いはない。
西原新生バプテスト教会
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