聖書日課 ヨハネの黙示録6章(新共同訳 新約pp.459-460)
6章では、「七つの封印」(1節)のうちの6つが、小羊イエス・キリストによって開かれていく。すると、地上には次々と災いが起こる。これらはいわゆる〈大患難時代〉の到来を意味しているという解釈もある。
第一の封印が開かれると、「白い馬」に「乗っている者」が、「弓を持って」「勝利の上に更に勝利を得よう」と戦いに「出て行った」(2節)。これに関しては、偽キリストが現れ、専制的な支配を行うことを意味するという解釈がある。
次に「第二の封印」(3節)が開かれると、「火のように赤い」「馬」に「乗っている者」が現れ、「地上から平和を奪い取って、殺し合いをさせ」た(4節)。
更に、「第三の封印」が開かれると、「黒い馬」に「乗っている者」が現れ(5節)、飢饉によって食物が高騰した(6節)。
そして、「第四の封印」が開かれると、「青白い馬」に「乗っている者」が現れた(7節)。彼は「死」と呼ばれ、「地上の四分の一を支配し」、「剣と飢饉と死」と「野獣で人を滅ぼす権威が与えられた」(8節)。
ここで、「第五の封印」が開かれると、信仰の故に殺された多くの殉教者が現れ(9節)、大声でこう叫んだ。
「真実で聖なる主よ、いつまで裁きを行わず、地に住む者にわたしたちの血の復讐をなさらないのですか」(10節)。
すると、「その一人一人に、白い衣が与えられ」た。そして、彼らは「自分たちと同じように殺されようとしている兄弟であり、仲間の僕である者たちの数が満ちるまで、なお、しばらく静かに待つようにと告げられた」(11節)。
それから、「第六の封印」が開かれると、自然界に大異変が起こった(12~14節)。これらは、イエス・キリスト御自身が再臨との関係で語られたことと似ていることから、ハルマゲドンの戦いの暗示であるという解釈もある。また、この時、この世で地位の高い者から低い者に至るまで、主なる神と小羊に従わない者に厳しい裁きが下る(16節)。それは死よりも恐るべきもので、「だれがそれに耐えられるであろうか」(17節)と言われている。
聖書は、やがて必ず主なる神の審判の日がやって来ると警告している。しかし、イエス・キリストを主と信じる者だけは、「神と小羊の怒りの大いなる日」(17節)から守られる。それは次のように約束されているからである。
「神は、わたしたちを怒りに定められたのではなく、わたしたちの主イエス・キリストによる救いにあずからせるように定められたのです」(テサロニケの信徒への手紙一5章9節)。
「それで今や、わたしたちはキリストの血によって義とされたのですから、キリストによって神の怒りから救われるのは、なおさらのことです」(ローマの信徒への手紙5章9節)。
あなたはイエス・キリストによる救いを確信しているだろうか。
西原新生バプテスト教会
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