ようこそ、西原新生バプテスト教会のブログへ!

沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

【BOOK】フレッド・H・クルースター『カルヴァンの予定論』pp.82-83

Fred H. Klooster, Calvin’s Doctrine of Predestination, Grand Rapids, Michigan: Baker Book House, 1977, 2nd ed.
(金田 幸男訳『カルヴァンの予定論』竹原: 聖恵授産所出版部, 1984年, pp.82-83)

「神の遺棄の聖定は、明白に、個人を対象とするが、カルヴァンの主張は、誰が遺棄される民か、誰にも知られていない、というものである。このことは、神にのみ知られるのであるから、だれかれを、明らかに、遺棄された民であるかのように、歴史上の個人を取り扱ってはならない。われわれには、全ての人に福音を説く務めがある。また、説教の相手の救いを待ち望まねばならず、そうすることによって、主権的に遺棄に定める神の意志に反するかも知れないなどと恐れる必要はない。教会が、主の命令に従って、会員を除名する必要のある時でも、その人が、遺棄されたものとみなすべきではない。遺棄される民は、『神の御手とさばきの中に』ある。除名の目的の一つは、罪人を悔い改めに導くことにある。このために、教会は、祈りつづけなければならない。ここでも、カルヴァンが主張しているのは、使徒パウロの教えとその例である」